韓国歌手PSY(サイ)の『江南(カンナム)スタイル』のミュージックビデオに出演して一躍名を広めたファン・ミヌ。最近バラエティー番組に登場して近況を伝え、彼のヒストリーが注目されている。

2012年、”乗馬ダンス”の振り付けで世界的に大ヒットした韓国歌手PSY(サイ)の『江南(カンナム)スタイル』。

当時、同曲のミュージックビデオに8才という年齢で出演し、派手なパフォーマンスで”リトルPSY”として一躍名を広めたファン・ミヌの近況が話題だ。

『江南スタイル』で一世風靡したファンミヌ

『江南スタイル』で一世風靡したファン・ミヌが話題(画像出典:officialpsy Youtube)

ファン・ミヌは、2005年生まれの15才。最近、MBNトロット(韓国演歌)サバイバル番組『ボイストロット』に出演して優れた歌の実力を披露。音源をリリースするほど才能を認められた歌手であり、また、チャンネル登録者数10万人を超えるYouTuberとしても活動中だ。

そんなファン・ミヌは、3月8日に放送されたケーブルチャネルSBS Plusバラエティー番組『カン・ ホドンのご飯の心』にゲストで登場。

MCのカン・ホドンは、ファン・ミヌに対して「”リトルPSY”で活動していた時、どれほどの人気だったのですか?」と質問すると、ファン・ミヌは「海外13カ国を周ったことがあります。海外公演では、有名芸能人だけができるというハンドプリンティングをしたこともあります」とコメント。

続けて「アメリカ活動で忙しくしていたPSYさんに代わって、韓国国内での公演のほとんどに参加しました」とし、「PSYさんがインタビューで”国内公演が出来ませんでしたが、ファン・ミヌくんが私の喉の渇きを潤してくれたようだ。とても有難く感じています”と話してくれました」と語った。

『江南スタイル』のミュージックビデオの中でキレのあるダンスを見せただけに、「ダンス歌手として成長を遂げるのかと思っていた」というカン・ホドン。これに、ファン・ミヌは「父がトロットがすごく好きで、小さな頃からよく聴いていました。トロットを学び、父に親孝行したいと思っています」と伝え、出演陣たちを感動させた。

世界的なトロット歌手を夢見ているファンミヌ

ファン・ミヌは現在、世界的なトロット歌手を夢見ている(画像出典:강호동의 밥심 Youtube)

実は、ファン・ミヌは韓国人の父親とベトナム人の母親の間に生まれ、過去に一部のネットユーザーから深刻な人種差別を受けたことがある。

彼を誹謗するコメントには、「母親と一緒に自国に戻れ」など子供にとっては受け入れ難い内容が溢れており、これにファン・ミヌの父親は「ミヌがコメントを見て泣いていた。とても早くに芸能人にさせてしまったようで悔やまれる」と心境を吐露したことも。

『江南スタイル』で有名税を得たファン・ミヌ。有名であるが故に周囲からは好奇の目で見られることもあり、知名度と引き換えに沢山の苦痛を味わってきた。しかし、この苦しさをいつも和らげ、支えてくれたのが父親だった。

その父親に”親孝行したい”という理由で、世界的なトロット歌手を夢見て歌と踊りの実力を磨きあげてきたファン・ミヌは、『江南スタイル』に続きトロットでも注目を集めることができるのか。心優しいファン・ミヌに、大衆からは多くの声援が寄せられており、今後の活躍が期待されている。


PSY『江南スタイル』MV(動画出典:officialpsy)









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