10月12日、日本のSNS上で“JO1”と“チャ社長”のキーワードが話題を集めた。10月12日、JO1メンバーがインスタライブを配信したのだが、そこで起きたある出来事から盛り上がりを見せたようで‥。
JO1は、言わずと知れた『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生した日本のボーイズグループだ。

日韓通して精力的に活動中のJO1。(画像出典:JO1 公式Twitter)
オーディションからメンバー選抜まで、ファンに見守られていた彼らは、デビューしてからも人気を維持し続けている。
そんな彼らが10月12日に、インスタライブを実施。
ファンとコミュニケーションを取りながら、楽しい時間を過ごしていたのだが、メンバーの白岩瑠姫(ルキ)がおもむろに画面の外へ。
すると、瑠姫のうめき声のようなものが聞こえてくると同時に、JO1の所属事務所社長であるチェ・シンファ氏をお姫様抱っこしながら、画面を横切って行く。
メンバーは「放送事故! 放送事故!」と言いながらも、わちゃわちゃ楽しそうだ。
その日の深夜、JO1が水曜パーソナリティーを務めるニッポン放送の『オールナイトニッポン』に瑠姫が登場。
「今日初めて、会社の社長をお姫様抱っこしました。みんなはマネしないでね(笑)」と言い、この出来事についてファンがSNSで盛り上がるのだった。

チェ社長を“お姫様抱っこ”した瑠姫(中央)。(画像出典:JO1 公式Twitter)
そこで、カメオ出演(?)したチェ・シンファ氏について少し紹介したい。
韓国人として初の吉本興業社員に
チェ・シンファは、LAPONEエンタテインメントの代表を務めており、『PRODUCE 101 JAPAN』を仕掛けた人物。
同社は、韓国のCJ ENMと吉本興業が投資して、設立された日本の芸能プロダクションであり、マネジメントは吉本興業が運営している。
そんな彼は、吉本興業に入社した初の韓国人社員だった。
日本に留学中、アルバイト先に来ていたある常連客と親しくなったチェ氏は、その客に「私の会社で働かないか」と声を掛けられ入社。その常連客は、吉本興業の役員(当時)だったのだ。
日本の芸能界に身を投じて15年、吉本が韓国法人のヨシモトエンターテインメントソウル(2010年)を設立。その首長として、故郷韓国へ帰還した。
「吉本が韓国芸能界を占拠しに来た」と噂され驚愕
チェ氏は、日本と韓国のエンタメの架け橋となり、多様な人脈を築きながら“交流”を図ろうと思っていたのだが、韓国芸能界からは警戒の目を向けられてしまう。

チェ氏は吉本ソウル支社時代、『その冬、風が吹く』の制作に携わった。(画像出典:SBS)
そして「吉本が韓国コメディー業界を占拠しに来た」という噂を耳にして、驚いたそうだ。韓国では、今も日本文化に対する嫌悪感がくすぶっており、開拓は容易ではなかった。
それでも3年後『お笑い日韓戦(KBS2制作)』を企画し、『コメディビッグリーグ(tvN)』に芸人の陣内智則を出演させるなど、一歩ずつ前進。
同年に開催された、第1回『釜山国際コメディーフェスティバル』に、吉本所属芸人を参加させることにも成功する。
また、コメディーというジャンルを超えて、ソン・ヘギョとチョ・インソンが主演を務めたSBSドラマ『その冬、風が吹く』の制作にもかかわるなど、その活躍は多岐に渡った。
日本に再来日、JO1の“育ての親”となる
そして2019年、LAPONEエンタテインメントが設立され社長として再び日本の地を踏むことに。

2019年4月に『PRODUCE 101 JAPAN』制作発表会が行われた。(右端がチェ・シンファ代表)
韓国では日本芸能の手法を活かし、今度は日本で韓国芸能の手法を活かした『PRODUCE 101 JAPAN』に携わり、JO1の誕生まで彼らを見守っていた。
言わばJO1の“芸能界の父・育ての親”となったチェ氏。
メンバーから“お姫様抱っこ”をされても笑顔でいる彼は、きっと普段から“社長”という肩書きを忘れさせるほど、気兼ねない関係性を築いてきているのだろう。
デビューからまだ2年、そしてJO1の後ろにはINIという後輩も背中を追っている。
そんな“男所帯”を時に先頭に立ってけん引し、時に後ろでサポートしながら、日韓エンターテインメント業界へ何かしらの新たな“仕掛け”を考えているのだろうか。
日本の芸能界と韓国の芸能界を知る、稀有な人物であることは確かなようだ。
PRODUCE 101 JAPAN
2019年9月25日から日本で放送開始したオーディション番組で、Mnetの「PRODUCE(プロデュース)」シリーズの日本版である。愛称はプデュジャパン、プエクジャパンなど。
国民プロデューサー代表は、お笑い芸人・ナインティナインが務める。
編集部おすすめ記事
-
「ユミの細胞たち」シーズン3、“シン・スンロク役”のキャスティングに注目!韓国ネットが選ぶ理想の俳優とは?
-
「アジア人は皆同じ顔に見える」という質問に対する韓国俳優チュ・ジフンの賢答
-
イ・ドヒョン、除隊後にコ・ミンシと再共演なるか? ― ホン姉妹新作への出演を検討中 (公式)
-
来週(4月7日~)日本のテレビで観られる「新旧時代劇」韓国ドラマ6選
-
【沼る VS 微妙】日本で話題急上昇中の韓国ドラマ「スジと出逢ったウリ」のトリセツ
-
“ソンジェ背負って走れ” キム・ヘユン、授賞式「ASEA 2025」MCに抜擢!
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
CLOSE YOUR EYES、1stミニアルバム「ETERNALT」のショーケースに出席!(PHOTO16枚)
-
JTBC新ドラマ「君は天国でも美しい」、キム・ヘジャ×ソン・ソックが紡ぐ“超越的な愛”の物語
-
5時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
イ・ドヒョン、除隊後にコ・ミンシと再共演なるか? ― ホン姉妹新作への出演を検討中 (公式)
-
パク・ボゴム、Netflixオリジナルドラマ「おつかれさま」の舞台裏を公開・・“愛しいあなた、おつかれさま”
-
Kep1er ダヨン、BoA「VALENTI」カバーで魅せた完璧パフォーマンスに世界が喝采!
-
JUST B、K-POP初の“ハイパーポップ”に挑戦!新たなグローバル旋風の予感
-
5時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
SAY MY NAME、ハツラツ・パワー全開の「1,2,3,4」ステージを披露!
-
6時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
マ・ドンソク×少女時代 ソヒョンら、韓国映画「聖なる夜:デーモン・ハンターズ」の制作報告会に出席!(PHOTO18枚)
-
6時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
「おつかれさま」主演コンビが4週連続ワンツーの快挙!25年3月第4週 韓ドラ出演者話題性ランキングトップ5
-
【Netflix】今週末が最後のチャンスかも‥4月9日に配信終了「観ておかなきゃ」韓国映画5選
-
Netflixオリジナル「おつかれさま」が快進撃中!25年3月第4週 最新韓国ドラマ トップ5
-
11時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
KiiiKiii、SBSパワーFM「ウェンディのヤングストリート」の収録に参加!(PHOTO5枚)
-
リュ・スンリョン、下半期公開の新作韓国ドラマは「誰もが共感するサラリーマンの哀歓劇」
-
“ソンジェ背負って走れ” キム・ヘユン、授賞式「ASEA 2025」MCに抜擢!
-
「ユミの細胞たち」シーズン3、“シン・スンロク役”のキャスティングに注目!韓国ネットが選ぶ理想の俳優とは?
-
【世にも奇妙な韓ドラ】誘拐した少女が突然記憶喪失に‥偽親子の逃亡劇「誘拐の日」
-
“第5世代のスーパールーキー” HITGSが誕生へ!H MUSIC初のガールズグループがまもなくデビュー
-
日本のファンが選んだ、3月のカレンダー一面を飾ってほしいK-POPナムドルは・・TXT ボムギュ!
-
AMPERS&ONE、圧巻ビジュアルで魅せる!新曲「Kick Start」MVティーザー公開
-
コンミョンら、TVINGオリジナルドラマ「私が死ぬ一週間前」の制作発表会に出席!(PHOTO23枚)
-
ASTRO チャウヌ、ブランド「Saint Laurent」のイベントに出席!(PHOTO7枚)
-
SUPER JUNIOR-D&E、韓国映画「ロビー」のVIP試写会に出席!(PHOTO3枚)
-
東方神起、韓国映画「ロビー」のVIP試写会に出席!(PHOTO5枚)
-
イ・ジェフン & ロウン、韓国映画「ロビー」のVIP試写会に出席!(PHOTO7枚)
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。