7月15日に新曲『SNEAKERS』でカムバックしたITZY(イッチ)が、KBS音楽番組『ミュージックバンク』で1位に輝いた。しかし韓国ネットでは、この結果を巡っての雑音が聞こえている。特に争点となった韓国の音楽ファンが指摘する”放送点数”とは、一体どういうものなのだろうか。

ITZY(イッチ)が7月22日に放送された、KBSの音楽番組『ミュージックバンク』で1位に輝いた。

7月22日『ミュージックバング』に出演したITZY

7月22日『ミュージックバング』に出演したITZY(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

ITZYは新曲『SNEAKERS』で、カムバック後(7月)初の1位という快挙を達成したのだが、この結果を巡り現在も雑音が聞こえている。

その理由として、韓国の音楽ファンが指摘する問題点は、番組側の選定基準にあるようだ。

この日、ITZYと1位の座を争ったのは、7月13日に新曲『SCREAM』でカムバックしたSF9(エスエフナイン)だったが、結果はITZYに軍配が上がる。

両チームの獲得点数の内訳(音源-放送-視聴者選好-アルバム-SNS)を見てみると、

・ITZY:212-7059-0-3122-34

・SF9:11-4941-0-521-1

となっていた。

高い放送点数を獲得し1位となったITZY

高い放送点数を獲得し1位となったITZY(画像出典:KBSミュージックバング スクリーンショット)

TWICEメンバーでソロ活動中のナヨン(TWICE)や、aespa(エスパ)といったツワモノも名を連ねる中、上記2チームが1位候補に踊り出たのだ。

しかし、どうやら一部の音楽ファンは、納得がいかない様子。というのも、”放送点数”の数字が大きすぎるためである。

では、この”放送点数”とは一体どういうものなのか。

KBSの関係者は今年3月、この問いにこう答えている。

「KBSが制作したテレビ番組、デジタルコンテンツ、ラジオ番組の出演回数をベースに算出している」

すなわち、KBSのコンテンツにどれだけ”顔を出したか”を、数字化したものになる。ということは、『ミュージックバング』で1位になりたいのであれば、ライバルより多くのKBSコンテンツに出演すればいいという事だ。

音楽ファンは、この”放送点数”を選定基準の1つにしているKBSに対し「”KBSの犬”になれとでも?」「KBSに忠誠を誓わないと、1位になるのは無理だね」という皮肉から、「その判定は公正と言える?」「公営放送という名に恥じはない(方法)か」と、強い口調で批判するファンも少なくない。

KBSのこの”放送点数”は、時にはゴリ推しや買収疑惑の種にもなり得る。

今年5月にデビューしたばかりのLE SSERAFIMは、高い放送点数を獲得して『ミュージックバング』で1位の座を手にしたが、この時韓国ネットでは、HYBEとKBSの”蜜月関係”が疑われていた。

また、今年3月にはキム・ウソクが、IU(アイユー)と共に”韓国の音源女王”と称されるテヨンを破って1位に。この時も高い放送点数を獲得していたため、“裏取引”がささやかれるというとんでもない事態も。

このように”放送点数”という選定基準は、善良なアーティストにも”不正疑惑”というイメージが付く恐れのある、非常に危険なものだと言わざるを得ない。

今回のITZYも、”放送点数”が7000点台という、高得点をマークしている。

この結果に疑問を抱いた韓国ネットユーザーは案の定、LE SSERAFIMやキム・ウソクの時のように、不穏な”陰口”をささやいている。






ITZY(イッチ)

2019年2月12日にデビューしたJYPエンターテインメント所属の5人組ガールズグループITZY(イッチ / ハングル 있지)。

Wonder Girls、Miss A、TWICEなどを輩出してきた“ガールズグループの名家”と呼ばれるJYPエンターテインメントが、TWICEに続いてデビューさせるガールズグループということもあり、デビュー前から大きな注目を浴びてきた。

メンバーは、イェジ 、リア、リュジン、チェリョン、ユナの5人。

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