HYBE傘下のレーベル、ADOR(All Doors One Room)の新人ガールズグループが、ついにベールを脱いだ。

ADORの新人ガールズグループがついにベールを脱いだ(写真提供：©スポーツ韓国、画像出典：ADOR)

5人組で構成され、グループ名はNewJeans。7月22日には、グループ初となるコンテンツ(ミュージックビデオ)も公開された。

去る7月1日にローンチ予告から、わずか3週間あまり。

「K-POPに新風を吹き込む！」という公約通り、業界慣例であるティージング(デビューコンテンツを公開するなどの事前予告)を強気にスキップ。スタートが、いきなりのミュージックビデオ公開である。

メンバー並びにミュージックビデオの電撃公開に、韓国ネットには驚きと歓迎の声が巻き起こった。特に、メンバーのビジュアルに対して「完ぺきだ」「久しぶりに見る美少女たち」と大絶賛中だ。

そして話題は、メンバーの”国籍”へ。中でもベトナム籍のメンバー、ハニ(Hani)への注目度が高い様子。

ベトナム籍のメンバー、ハニ(画像出典：HYBE LABELS YouTube映像キャプチャー)

韓国のオンラインコミュニティーには「雰囲気だけ見たら韓国人か日本人と思ったけど、意外」「ベトナム国籍のアイドルは初めて見る‥」「デビュー時のク・ハラを思い出させる！」「めっちゃかわいい」など、期待と関心が示されている。

しかしその一方で、「ベトナム発の”極盛(극성)”が始まるよ」「第2のリサになる予感が‥」という声も。

ここでいう”リサ”とは、BLACKPINK(ブラックピンク)で活躍中のタイ国籍メンバー、リサだ。

では、韓国ネットユーザーが”極盛”という言葉を用いながら、懸念している事態とは一体何だろうか。

BLACKPINKのリサが言及された理由とは？(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

まず、”極盛”という言葉の意味を押さえておこう。

日本語の”極盛”とは、”勢いがこの上なく盛んなこと”との意味を持つ。韓国でも、ほぼ同じ意味で使われているが、少し違うニュアンスで使う事が多い。

それは、”必要以上に苦情や要求をする”という意味で、主に学生の保護者とセットで頻繁に使われる。日本語でいう”モンスターペアレント”である。

韓国のネットユーザーは、リサの所属事務所であるYGエンターテインメントに対して、日常的にクレームを入れている彼女の母国、タイのファンを”モンスターペアレント”に例えているのだ。

これまで、リサを応援するタイファンは「リサのソロアルバム発表が、ジェニーやロゼより遅かった」「リサにバックダンサー用のコスチュームを着せた」など、幾度となく抗議してきたという。

さらに一部の過激なファンは、”人種差別”という刺激的なワードを用いてYGを猛攻。中には、チームメイトのジェニーをターゲットにしたアンチ行為をするほど。

いつの間にか、韓国のネットユーザー間では、母国スターに対する大きな愛情は認めつつも、タイをはじめとする”東南アジアのK-POPファン＝モンスターペアレント”というイメージが定着してしまったようだ。

一方、そんな懸念に向けて、警戒する呼びかけをする者も登場。

その定着したイメージこそが、現地ファンの反発を呼び起こす恐れがあると、自制を促している。

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