• 今年3回目を迎えた『HANTEOミュージックアワード』を糾弾する声が、韓国ネットを埋め尽くしている。
  • 多くのファンがアーティスト席の前に密集。
  • 危うく大惨事となりかける状況が続いていた。
第3回目を迎えたHANTEOチャート‥ファンからは「史上最悪」と糾弾されている

第3回目を迎えたHANTEOチャート‥ファンからは「史上最悪」と糾弾されている(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

史上最悪‥

K-POP界のとある有名授賞式を糾弾する声が、韓国ネットを埋め尽くしている。

2022年第1回目を皮切りに、今年3回目を迎えた『HANTEOミュージックアワード』である。

韓国のアルバム売上を集計する有名音楽チャートのHANTEOチャートが開く授賞式で、グローバルK-POPファンも参加できるため、日本を含む海外でも高い関心が注がれていた。

ワールドワイド影響力を誇るK-POP産業の規模を勘案した、30年を超える歴史を持つ音楽チャートが開催する授賞式‥華やかなステージとなるはずだった今年の授賞式(2月17日、18日開催)に汚名を着せたのは、他ならぬ、主催側のずさんな運営だったようだ。

主催側は、メインステージの横にアーティスト席を設けたのだが、多くのファンがアーティスト席の前に密集。危うく大惨事となりかける状況が続いていたようだ。

これは、運営側のスタンディング席の未分離により起きた事態で、それを目の当たりにしたアーティストの顔からは不安と恐怖の表情が歴然。人気ガールズグループaespa(エスパ)のカリナは、心配そうな顔で人混みに押し寄せられるファンに水を渡す姿が撮られた。

また、カリナの隣に座っていたaespaのウィンターは「後ろに下がって」というジェスチャーを見せながら、ファンを統制(?)。まるでアーティストが、保安要員になっているようかのような光景だった。

aespaカリナ

aespaカリナ(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

他のアーティストも気が気でない様子。終始「ほら危ない」と言わんばかりに不安そうな顔でスタンディング席を見つめていた。

アーティストの心配は、受賞コメントにも登場。“今年のルーキー賞”を受賞したZEROBASEONEのメンバーハンビンは「とても危険ですから、一歩だけ後ろに下がってください。感想はその後に」と、スタンディング席の安全確保のために時間を設けるという、異例の対応も。

アーティストたちの努力で、大きな事故はなかったものの、会場に集まったファンの証言によると、保安要員は積極的な対応はなかったようだ。2022年10月に全世界に衝撃を与えた『梨泰院圧死事件』の恐怖を覚える多くのファンが、主催側の微温的な対応に強く抗議しているのも当然である。

騒動はこれだけではない。

密集したスタンディング席を抜け出せなかったあるファンが、粗相をしてしまい一時騒然となったようだ。

人気アイドルボーイズグループATEEZ

人気アイドルボーイズグループATEEZ(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

また、あるアイドルグループのステージで、メンバーの脱退を要求するファンと、これを阻止しようとしたファンの間で揉め合いが発生し、暴行事件に発展。これを目の当たりにしたアーティストも大きな衝撃を受けたという。

ここでも運営側より先に動いたのはアーティストだった。人気アイドルグループATEEZのメンバーは、収拾のために自ら保安要員に状況を知らせていた。ATEEZの行動を称賛する声とともに、一夜明けた現在も運営側の対応に叱咤する声が相次いでいる。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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