• 韓国メディアのスポーツ朝鮮は、BTS(防弾少年団)ジンの入隊を『花様年華はしばらくおあずけ』と表現。
  • “花様年華”は、“人生で最も美しい瞬間”という意味が込められている。
  • 2015年に幕を開けたBTSの“花様年華”シリーズは、彼らのターニングポイントとなった。

本日(12月13日)午後、BTS(防弾少年団)のジンが入隊した。

12月13日に入隊したBTSのジン

12月13日に入隊したBTSのジン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

韓国メディアのスポーツ朝鮮は『BTS ジン、花様年華はしばらくおあずけ “今日(13日)入隊”‥除隊後、さらに輝く第2幕』という表現で、入隊を伝えている。

10月17日、所属事務所HYBEが、メンバーの兵役履行と今後の活動計画について公式発表してから約2カ月。

いよいよ最年長メンバーのジンが入隊。彼は、京畿道漣川(キョンギド・ヨンチョン)の第5師団の新兵教育隊に入所、まずは5週間の基礎軍事訓練を受ける。

多くのファンに見守られていた、彼の“花様年華”の第1幕は、静かに閉じようとしている。

BTSの“花様年華”という言葉には、“人生で最も美しい瞬間”という意味が込められている。

辞書的な意味では、“人生の春にたとえられる時期”とあり、RMは公式ツイッターで”青春”というキーワードを添えた。

2013年6月、BTSは学校三部作の第1弾となるデビューアルバム『2 COOL 4 SKOOL』を発売。

2015年4月には、学校三部作に続く、青春三部作の第1弾『花様年華 pt.1』を発売。このアルバムを起点に、彼らは”青春”について歌い始め、“花様年華”シリーズが幕を開けた。

『花様年華 pt.1』Concept Photo

『花様年華 pt.1』Concept Photo (画像出典:BTS 公式Facebook)

『花様年華 pt.2』Concept Photo

『花様年華 pt.2』Concept Photo (画像出典:BTS 公式Facebook)

この“花様年華”シリーズでは、BTSを輝かせる、まさに美しい瞬間が生まれている。

『花様年華 pt.1』のタイトル曲『I NEED U』では、韓国内の地上波音楽番組で初めて1位を獲得。デビューから3年目のBTSにとって、大きなターニングポイントとなった1曲だ。

続けて『花様年華 pt.2』を発売した翌年(2016年)には、“花様年華”シリーズ最終章となるアルバム『花様年華 Young Forever』を発売した。タイトル曲は『FIRE』。

この年、彼らは『第18回Mnet Asian Music Awards』にて大賞の一つである”今年の歌手賞”を初受賞。悲願を達成した彼らは、泣きながら抱き合い喜んだ。

これまで大賞は、韓国三大芸能事務所(SM・YG・JYP)が独占することが多かったため、その他の事務所の受賞はとても珍しいことだったという。

中小規模の事務所からスタートしたBTSは、K-POPを代表するグループへ成長したことを世間に知らしめた。

その後は、ビルボードチャートにも連続で名を連ねるまでになり、当初ジンが入隊を予定していた2020年には、『Dynamite』が大ヒット。”Billboard Hot 100″で初登場1位を獲得、2週連続で首位を飾った。

そして彼らは、グローバルスターの地位へと上りつめた。

グラミー賞のステージでパフォーマンスを披露したBTS

グラミー賞のステージでパフォーマンスを披露したBTS (画像出典:BTS 公式Twitter)

先日、日本のテレビ番組にゲスト出演したJ-HOPEは、デビューを控える後輩グループに対し「僕たちは何もなかった。環境も整っていなかったので、自分たちで頑張らないといけなかった」とデビュー時の心境を明かした。

当時、自分たちが置かれた環境や状況は、ものすごく負担になっていたそうだ。しかし、挫けずコツコツと練習し、熱心に努力を続けてきたからこそ、今の輝かしいBTSの姿がある。

ジンが入隊し、韓国メディアのスポーツ朝鮮は「転換点を迎え、もう一度逞しく成長するBTSが期待される」と伝えている。

事務所の発表によると「会社とメンバーは、2025年頃には7名でのグループ活動を再開することを希望している」という。

ジンの除隊予定日は、2024年6月12日。彼の“花様年華”の第2幕スタートのカウントダウンは、すでに始まっている。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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