「＊タルバンが帰ってきた！」 BTS(防弾少年団)のリアルバラエティー『Run BTS!』が、10カ月ぶりに復活した。

タルバン：『Run BTS!』のこと。韓国語での番組名は「달려라 방탄(タルリョラバンタン)」のため、日本では「タルバン」や「タリョラ」と呼ばれている。

タルバンオープニング曲はもちろんBTSの『RUN BTS』 (画像出典：YouTube BANGTANTV 動画キャプチャー)

6月の『リアルなバンタン会食(ハングル：찐 방탄회식』以来の7人の姿に、ARMY(アーミー：BTSファン名称)は、歓喜の声を上げている。

日本でも、関連ワード「タリョラ」がTwitter(ツイッター)のトレンドに上がり、いまだ興奮冷めやらぬ状況となっている。

去る8月1日、突如『Run BTS!』のティーザー映像が配信された。実は、8月1日は『Run BTS!』の第1回の放送日。この記念日に敢えて番組復活のお知らせをするとは、さすがBTSだ。

短い予告映像を見ただけでも期待値がぐんぐんと上がり、ファンは放送日を首を長くして待っていた。

そして、8月16日午後9時、ARMYが待ちに待った『Run BTS!』の放送が始まった。2021年10月に一度休息に入ってから、約10カ月ぶりの再開だ。

今回のタイトルは『Special Episode-Telepathy Part1』で、デビュー10周年を迎えたBTSは、お互いをどのくらい知っているのか、それを様々なゲームを通して調べるようだ。

テレパシーゲームに挑戦するBTS (画像出典：V LIVE)

キーワードは、”一心同体”。まずは、頭を使う筆記問題から始まり、次に身体を使う実技問題が行われた。

スタジオでのゲームが終わると、なぜかメンバーはアイマスクを着けるように指示され、全員地下駐車場へと連れていかれる。そして、一人一人分かれて車に乗り込むと、謎の封筒が渡された。そこには、ミッションが書かれていた。

「テレパシーでメンバーのいる場所を探せ」これこそが今回のタルバンの本題、メンバーの絆が試される(？)”テレパシーゲーム”の始まりだった。

タイトルだけですでに楽しい予感しかしないこのゲーム、実は過去にジミンが発案した企画だったようだ。

企画会議で発表するジミン氏 (画像出典：V LIVE)

それは、2021年1月に配信された、EP.124『PD作家編』で確認できる。この回のテーマは「タルバンのスタッフになって、番組企画を考える」というものだった。

メンバーは、各自考えた楽しいアイディアを発表するが、その中で実際に採用された企画には、テニスや、777(ラッキーセブン)などがある。

最終的にジミンは、7人での友情アクセサリー作りや、鬼ごっこやかくれんぼをスケールを広げてやる、という企画を発表したのが、発表前にメンバーとの会話の中で、テレパシーゲームについて触れていたのだ。

テレパシーゲームを思いついたジミン氏 (画像出典：V LIVE)

その時ジミンは「こういうのはどう？ テーマだけ決めて場所を決めない。自分で探しに行く」と、テレパシーでメンバーのいる場所を探すという企画の原案をメンバーに話す。今回放送されたタルバンで行われたゲームは、まさにこの時ジミンが伝えた内容だ。

ジミンの提案を聞いたSUGAは「同じ場所で会ったら、本当に胸がジーンとしそうだ」と話す。それに対して、J-HOPEが「これもウケるよ。6人はそこに行ったんだけど、1人だけ他の場所に行っちゃって･･笑」と言うと、「本当にその1人は悲しいよ」「ダメだよ」と笑いを誘った。

この2人のやりとり、すでに実際のテレパシーゲームをご覧になった方は、思わず「ぷっ」と笑ってしまうだろう。

アイマスクを着けられても楽しそうなBTS (画像出典：V LIVE)

他にもこの企画会議では、ジョングクがカメラマンになってグラビアなどを撮影する、Vはメンバーが楽器を習いオーケストラに挑戦するなどの良い案がいくつも出ている。

今回放送されたテレパシーゲームは、”Special Episode”となっているだけに、その後もタルバンの放送が続くかは不明だが、メンバーが考えた企画がまた採用される可能性もある。

まず今は、ジミン発案のテレパシーゲームの続きを待ちつつ、今後もタルバンの放送が続くことを期待したい。

(構成：酒井知亜)

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