• 5月20日、カン・ダニエルが所属事務所の大株主を横領や背任などの容疑で刑事告訴した。
  • 韓国のネット上には、多忙なアイドルがお金の管理を自分で行う難しさと、同情を示す声が上がっている。
  • カン・ダニエルの告訴を紹介し、ジミン(BTS)のケースに触れ、アイドルの盲点であるファイナンシャル問題をみる。

カン・ダニエルが5月20日、所属事務所の大株主を刑事告訴した。

2019年6月にKONNECTエンターテインメントを設立して、事務所の代表兼アーティストとして活躍。2022年にはドラマ界にも参戦し、華やかな活動を繰り広げてきたカン・ダニエル。

順風満帆な芸能生活を送っているかのようにみえたが、裏では事務所の大株主が、会社の資金を横領、名義を盗用して法人印章を捺印する方法などで、多額の損害を被っていたという。

定期的に世間をザワつかせる有名アイドルのファイナンシャル問題。過去には、BTS(防弾少年団)のジミンも頭を抱えたことが。

本記事では、カン・ダニエルの告訴を紹介するとともに、ジミンのケースにも触れ、アイドルの盲点とも言えるお金の管理との関係性を見てみる。

カン・ダニエルの告訴の背景

カン・ダニエルの告訴代理人法務法人ウリによると、2022年12月、事務所の大株主A氏が、代表取締役名義を盗用し、100億ウォン台の前払流通契約を締結したという。

カン・ダニエルに隠れて法人印章を捺印、本人の承認はもちろん、アーティストの同意を得ていなかったのだとか。

カン・ダニエルは所属事務所の大株主を刑事告訴した

所属事務所の大株主を刑事告訴したカン・ダニエル(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

所属会社の口座からお金を引き出した事実も確認されており、少なくとも20億ウォン以上が海外送金や事業所得という方法で動かされていた。

加えて、無記名の法人カードを使用し、会計帳簿にはカン・ダニエルの小物費用という項目で虚偽の記載をさせていた背任容疑も。なんとその金額は数千万ウォンを超えるという。

カン・ダニエル名義の銀行口座から、17億ウォン以上が引き出されていたことも分かっている。

カン・ダニエルが最初にA氏の不正を知ったのは、2023年1月のこと。所属アーティストを含め関係者への被害をできるだけ抑えるために、これまで尽力したのだとか。

ところが解決策がなく、法的責任を問わざるを得ない状況となり、刑事告訴に踏み切ったという。

アイドルの盲点

カン・ダニエルのケースを受けて韓国のネット上では今、アイドルの税務や財務など、彼ら彼女らの盲点とも言えるお金の管理について話題に。

韓国ネットには、「芸能人はマネージャーがいないと銀行で何もできず、その時に自分が置かれている状況を自覚するというのはよく聞く話だよね」「事務所側にお金の管理をしてもらうなら、暗証番号とか*公認認証書を共有する確率は高いだろうね」との声が。

*公認認証書:インターネット上で発生する電子取引などを安心して行うための証明書。

その他、練習生生活や芸能活動が忙しく、管理はもちろん、自身の口座から引き出す方法さえ知らずに年齢を重ねていくアイドルの現状に、同情ともとれる意見も上がっている。

そして、信頼している人から裏切りを受けたカン・ダニエルには多くの人がエールを送り、A氏に厳しい罰が下されることを願うコメントが多数寄せられた。

BTSジミンのケース

2022年には、ジミンが健康保険料を滞納し、マンションが差し押さえられたとして一時ネット上を騒がせたことが。

事務所側が受け取ったジミン宛ての郵便物を、本人に渡す過程で誤りが生じたのだとか。海外スケジュールや長期滞在により、ジミン自身は滞納の事実を知らずにいたという。

結局、事務所側のミスであったことを発表、謝罪して騒ぎは終息へと向かった。

カン・ダニエル同様、多忙を極めるアイドルが、自らお金に関する全てのことを把握・管理する難しさが伝わってくるケースだ。

ジミンは、所属事務所のミスにより健康保険料を滞納することになった

所属事務所のミスにより、健康保険料を滞納することになったジミン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

アイドルの盲点であるファイナンシャル問題。今後彼ら彼女らはどのように向き合っていくのだろうか。寝る間も惜しんで活動を繰り広げるスターを裏切る行為がなくなることを願うK-POPファンは多いだろう。

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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