10月13日に誕生日を迎えた、BTSのジミン (画像出典：BTS 公式X ※旧Twitter)

10月13日、BTS(防弾少年団)のジミンが、28回目の誕生日を迎えた。

毎年この時期は、韓国本国のファンだけではなく、世界中のファンダムがジミン愛を爆発させてお祝いするのが恒例。どれも各国のメディアが取り上げるほど、大規模なセンイル(誕生日)企画ばかりである。

特に、中国のファンダム“JIMINBAR CHINA(ジミンバーチャイナ)”が行うプロジェクトは有名で、2019年にはジミンの好きな雪を降らせた初雪イベント​​“First Snow”を開催した。

他の年には、ジミンのソロ曲『Serendipity』の幻想的な世界観を表現するため、明洞の真ん中に透明な球体のスノーボールを設置したり、祝福メッセージでラッピングされた“ジミン飛行機”を運行するなど、破格のスケールでセンイルイベントを行っている。

今年の誕生日も、世界中のファンたちの計画のもと、様々な記念プロジェクトが進行された。

ジミンの故郷である釜山(プサン)はもちろん、ソウル市内はお祝い広告に溢れ、HYBE社屋付近を中心にラッピングバスも運行。

特に今年は、例年以上に大型電光掲示板へのセンイル広告や壁面広告が多数出現し、ジミンをお祝いしようと多くのファンが韓国を訪れた。

ジミンのセンイルイベント会場に現れた三毛猫 (画像出典：韓国のオンラインコミュニティー)

そんな中、韓国のオンラインコミュニティーで「運命的！」とファンが紹介したエピソードが話題となっている。

ソウルの聖水洞(ソンスドン)で行われたセンイルポップアップのイベント会場に、一匹のかわいい「三毛猫」が現れたのである。

「三毛猫」といえば、ジミンのソロ曲『Serendipity』の歌詞に登場し、ジミンとはつながりの深いもの。

タイトル“Serendipity”は「思いがけない発見。素敵な偶然で得られたもの。思わぬものを偶然に発見する才能」などの意味が含まれているが、歌詞には「난 네 삼색 고양이(僕は君の三毛猫) 널 만나러 온(君に会いに来た) Love me now touch me now」と出てくる。

この歌詞についてジミンは「三毛猫にオスはほとんどいないので、君だけのために存在して君に会いに来た僕、という意味」と説明したことがある。

三毛猫のオスが生まれる確率は3万分の1と言われるほど非常に珍しいため、曲中では、運命的で希少な存在の例えとして「三毛猫」という表現が使われている。

ファンたちはその背景を知っているからこそ、ジミンのイベント会場に三毛猫が現れたことに驚いたのである。

ジミンのソロ曲『Serendipity』には「三毛猫」という歌詞が出てくる (画像出典：YouTube HYBE LABELS 動画キャプチャー)

オンラインコミュニティーで、その三毛猫を紹介する画像や映像が共有されると、ファンは「まさに“セレンディピティ”」「なんてこと、すごい偶然！」「これは運命なんじゃない!?」と反応。

ファンは、普通の猫ではなく、ジミンを象徴する「三毛猫が来た」ということに運命的で不思議な縁を感じたよう。

また共有された映像の中には、日本人と思われるファンが猫に話しかけているものも。

ネットユーザーらは「猫に“ジミン”って話しかけてるのカワイイ」「“ナニシテルノ？”って優しく話しかけてるwww」「コメントも猫もファンたちもすごくかわいいね」などの反応を寄せている。

カメラを向けても逃げない三毛猫には「ジミンの代わりに来てくれたの？」「ジミンが部下を送り込んだ？ 笑」「友達の誕生日だって知って参加したのかな？」とかわいらしいコメントも見られる。

ジミンが知ったら絶対喜んだに違いない、三毛猫登場のエピソード。ジミンのもとにも届きますように！

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