父親のランニングシャツを思わせるような、純白のタンクトップが2022年F/Wコレクションのキーアイテムとして登場しています。
従来のくたびれたイメージから脱し、洗練された姿に戻ってきたホワイトタンクトップ。どう楽しめばいいのかを探ってみましょう。
#基本中の基本、デニムパンツのスタイリング
ホワイトタンクトップはデニムと出会うことで魅力が倍増するアイテム。
重要なのは、体にぴったりのホワイトタンクトップを購入すること。
ここにゆったりとしたサイズのデニムパンツをマッチさせると、美しく洗練されたスタイルが完成します。
ボッテガヴェネタのルックからヒントを得てみてください。長いタンクトップをミニドレスのように演出し、デニムジャケットとスタイリングしたフィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニのルックも注目すべきです。
#ドレッシーなディテールをプラス
今季、ホワイトタンクトップのスタイリングには現代的な優雅さを加味することが必須です。
レース・ラッフル・羽毛などロマンチックで官能的なディテールを加えると、ドレスに劣らないイブニングウェアが誕生します。
ベーシックなタンクトップと繊細なシースルースカートが調和したドレスコードを提案したプラダ、スパンコール装飾のフルスカートでイブニングルックを演出したクリスチャンコーワンを参考にしてみてください。
#素材とシルエットの変奏
ホワイトタンクトップが退屈に感じられる時は、素材やシルエットをアレンジして楽しさを生かすことも可能です。
スパンコール素材で果敢なルックを披露したエコーズ・ラッタ、シースルータンクトップを重ね着したシモーネ・ロシャのスタイリングが良い例。
大胆なカッティングで型にハマらない“解体主義ファッション”を完成させたエレナ・ヴェレスも印象的です。
ウエストをそのまま著したクロップドトップデザインや、ボディラインを強調したコルセットシルエットも注目してみましょう。
#スポーティーなムードを添えて
ホワイトタンクトップに幅の広いジョガーパンツやカーゴパンツ、フードジップアップを添えれば、タンクトップ特有のスポーティなムードがよく活かせます。
ここにシャープなサングラスと1990年代スタイルのミニショルダーバッグまで加えれば、楽で素敵なサマールックが完成。
テルファーのコレクションのように、ユニフォームの上にホワイトタンクトップをレイヤードする次元の高いスタイリングも試してみる価値がありますよ。
#ミニマリズムの美学
1990年代のミニマリズムに対するノスタルジアを感じる今シーズン、節制されて実用的かつ無駄のないホワイトタンクトップの魅力を想起させたコレクションはベーザです。
ゆったりとしたレザーパンツとミックスマッチしたタンクトップが、さりげなくクールな魅力を漂わせます。
ロエベは体のシルエットを裁断したかのように造形的なデザインのタンクトップで、目を引きました。
日常でモダニズムを実現したいなら、ファビアナ・フィリッピのように色味をモノトーンに合わせるのが一番簡単で早い方法です。
#カラーとプリントミックス
真っ白なタンクトップがぎこちなく感じられる時は、ディテールを加味して視線分散効果を狙ってみましょう。
最も簡単な方法は、カラーやプリントでポイントを与えることです。
クロエやコナー・アイブスのように、ベーシックなホワイトタンクトップにカラフルなボトムスを選んでみましょう。
スタイリッシュでスリムに見え、華やかな夏の夜のパーティールックとしても見劣りしませんよ。
(女性東亜 オ・ハンビョル記者 / 翻訳:松田かえ)
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