今から冬まで最も便利なアイテムを挙げるとしたら、断然ニットウェアです。独特なデザインに素敵なスタイリングが加えられたニットウェアが、2022F/Wシーズンのランウェイを掌握しました。
#感覚的なグラニーシック
(写真提供：©女性東亜)
今シーズン、デザイナーたちは「おばあちゃん」をモチーフにしたニットルックを具体的に提示しています。
牧歌的なプリントとパターンのニットルックがたびたび登場していますが、ブランドのDNAを多彩に溶かしたようなスタイルを見る楽しさがあります。
シャネルは、祖母のクローゼットから取り出したようにビンテージ感が濃く染み出るニットルックを披露しました。
祖母の家の壁紙が思い浮かぶような花柄プリントスカートとカーディガンをセットアップにし、ユニークなニットストッキングで仕上げています。
アーガイルニットのピースをつなぎ合わせてパッチワークの感じを生かしたマリーン・セル、ノルディックパターンカーディガンに豊かなラッフルスカートをマッチさせたモリ・ゴダード、幾何学パターンのセーターにシースルースカートで女性らしさを強調したプラダなどが代表的です。
全体的なスタイルをグラニーシックに統一するのが負担なら、トリーバーチのようにニットベストでポイントを与えてもいいでしょう。
#y2k感性たっぷりなニットセットアップ
(写真提供：©女性東亜)
上下のセットを野暮ったく着た時代は過ぎ去りました。
Y2Kトレンドの跳躍で全盛期を迎えたセットアップルックが、今秋にも活躍する予定です。
特にニットセットアップはミニスカートからトラックパンツ、レギンス、マキシスカートまで適用。
それぞれの個性に合わせて選んで着られるよう、多様なスタイルで溢れ出たのです。
ブルーマリンのニットボレロとミニスカートのマッチアップは1990年代のハイティーン感性を刺激するのに十分で、グッチはアディダスのトレーニングセットアップスーツをニット素材で再解釈して優雅に表現しました。
クロップドトップスにローライズレギンスを加え、1980年代のディスコムードを披露したエトロルックも注目に値します。
ウラ・ジョンソン、アルトゥザラ、フレデリック・アンダーソンも素敵で魅力的なセットアップをランウェイにアップさせていましたので、今すぐご確認ください！
#色とりどりのニットドレッシング
(写真提供：©女性東亜)
猛烈だった夏が過ぎ去り涼しい風が吹き始めると、ニットドレスが目につく。
柔らかくて暖かい質感を伝えるニットドレスは手軽に着ることができ、ワンマイルウェアのように室内外の区別がないスタイリングが可能です。
今シーズンのニットドレスは実用的でありながら、多彩な魅力を表しているのが特徴。
大きな色のジェムストーンが所々にちりばめられたガブリエラハーストのドレスは、過度に装飾的ではなく、独特のウィットが混ざっています。
オペラグローブとジュエリーデコレーションのヘッドピースを加えたジルサンダーのルックは、淡白ながらも華やかなイブニングドレッシングを完成させました。
エスニックな雰囲気の演出に卓越したエトロはタッセルディテールで仕上げ、自由なエネルギーを表現しています。
軽快なカラーとパターンを応用させたディースクエアード、リラックスした魅力をアピールするクロエ、ライトな素材感でセンシュアルな感性を刺激するミッソーニまで。
色とりどりのニットドレスで、柔らかなカリスマ感を完成させてみてはいかがでしょうか。
#しきりに手がのびる肌触り
(写真提供：©女性東亜)
秋が来たことを実感する瞬間といえば、クローゼットの中にきちんと入れておいたニットを徐々に取り出す時。
ウール、カシミヤなどニットにもいろいろな種類がありますが、今シーズンはブラシモヘア、羊毛など立体的で触りたくなるような素材に注目してみてください。
ミニマルなシルエットに柔らかいモヘア素材を加え、自分だけの美学を投影したラフ・シモンズとスポーツマックスを筆頭に、ふわふわした羊毛素材をモダンに表現したジルサンダー、クリスマスツリーの装飾を連想させるルレックス素材でグラマラスなルックを完成させたJ.W.アンダーソンにいたるまで多様です。
素材の特性上、全体的に太って見えるデメリットを補完したいなら、適正なプロポーションを考慮しておくことが必須。
イザベルマランやエルメスのルックのように、足をすっきりと見せるのも方法の一つです。
もっと感覚的に着こなしたいなら、ブーツと一緒にスタイリングしてもいいです。
(女性東亜 オ・ハンビョル記者 / 翻訳：松田かえ)
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