‘Y2K’を召喚したMZ世代のスタイルアイコン、チャン・ウォニョン

愛らしい少女とエレガントな女性の間、最も美しい地点に留まった韓国MZ世代のスタイルアイコン、チャン・ウォニョンのファッションスタイリングを紹介します。

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クロップド、ローライズジーンズなどをトレンドに呼び出したチャン・ウォニョンのミュウミュウスタイリング。
(写真提供:©女性東亜)

俳優のイ・ヨンエが最高の人気を謳歌していた時代、インターネットでは「イ・ヨンエの一日」というユーモアが回っていました。

イ・ヨンエが撮影したCMで彼女の一日を構成したのですが、朝00シャンプーで髪を洗って浄水器フィルターを交換した後、きれいに浄水した水を飲みながら休んで午後には00カードでジムとショッピングに。

そして夕方には00冷蔵庫から00焼酎とジュースを取り出して飲んだ後、00フォンを持ってパーティーに行くという内容です。

ドラマ「星から来たあなた」以後、チョン・ジヒョンがCM女王に上がり、イ・ヨンエの一日はチョン・ジヒョンの一日に変わりましたが、今はガールズグループIVEのメンバーであるチャン・ウォニョン(18)がその系譜を引き継いでいます。

チャン・ウォニョンは現在、SKTとイニスフリーをはじめ9社のモデルとして活動。

アウトドア衣類、ゴルフウェア、カジュアル衣類、シューズなど多様な分野にわたってホットなブランドが網羅されています。

チャン・ウォニョンを顔に掲げたブランドの中で最も大きなシナジー効果を出しているのはイタリアの名品ブランド「ミュウミュウ」です。

チャン・ウォニョンは昨年から「ミュウミュウ」のアンバサダーとして活動しています。

アンバサダーは、該当ブランドのアイテムを協賛して着用したり、キャンペーンモデルとして活動し、ブランドのアイデンティティを構築し、大衆に伝える役割です。

MZ世代が熱狂するスタイルアイコン

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(写真提供:©女性東亜)

10月4日(現地時間)、フランス・パリで開かれた「ミュウミュウ 2023 S/Sコレクション」。

ファッションショー会場にマイクロショートデニムとクロップドジャケット、ミュウミュウのシグネチャーであるマテラッセナパトップハンドルバッグをマッチさせたチャン・ウォニョンが登場すると、すべての視線が彼女に注がれました。

カメラマンたちは彼女の名前を呼んでフラッシュを放ち、観客のスマートフォンカメラも一斉に彼女に向かいました。

少女のような顔とバービー人形のような体つきの非現実的でさらに圧倒的なビジュアルはフロントロー(frontrow)に並んで座った世界的なセレブの間でも断然目立ちました。

ショーが終わった後、彼女がSNSに載せた写真は150万以上の「いいね」を獲得。

MZ世代のスタイルアイコンとして知られるチャン・ウォニョンのおかげで、韓国国内で「プラダのセカンドブランド」として知られていたミュウミュウは、最近10〜20代の女性のトップブランドとして浮上しています。

昨シーズン、彼女が着用したミュウミュウのミニスカート、ローライズジーンズ、バラクラバなどはそのままトレンドになり、チャン・ウォニョンには「人間ミュウミュウ」というニックネームまでつきました。

チャン・ウォニョンは2018年に放映されたMnetのオーディションプログラム「プロデュース48」を通じて顔を知らせ、IZ*ONEを経て昨年12月からスターシップエンターテインメント所属のガールズグループIVEとして活動しています。

「プロデュース48」出演当時、練習生経歴1年目であり最年少参加者だったチャン・ウォニョンは、幼い顔に168cmの高い身長であるため「ジャイアントベビー」と呼ばれました。

今はふっくらとした頬の肉が消えた代わりに、身長が5cmほど伸びています。

少女のような顔にモデルのような体つき、MZ世代が熱狂する理想的なビジュアルに近づいたのです。

自由で愛らしいイメージの人間ミュウミュウ

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フレッド・メゾン・ガラのイベントに出席したチャン・ウォニョン。
(写真提供:©女性東亜)

ミュウミュウはプラダグループの会長でありシニアデザイナーでもあるミウッチャ・プラダが1993年に設立したブランド。

ミュウはミウッチャの幼い頃のニックネームであり、自分が追求する理想的な分身の姿だそうです。

プラダが高級感を標榜するなら、ミュウミュウはもっと愛らしくて自由。

ミウッチャは「人は誰でも内面に色々な姿を持っているが、真剣で優雅な人も時にはいたずらで誘惑的な自分の姿を表現したがる。このような欲望を満たしてくれるのがミュウミュウのコンセプト」と話したことがあります。

華やかなシャンデリアで飾られた素敵なパーティー会場で退屈に耐えられず、両手に靴を持ってこっそり抜け出してくる少女の姿がまさにミュウミュウが追求するイメージです。

一時、少女好みのラブリーなムードに偏っていたミュウミュウは、2021年コレクションから再び初心に戻り、さらに大胆でパワフルなデザインを披露し、Y2Kファッショントレンドをリードしています。

Y2Kは「Year2000」の略語で、1990年代末から2000年代初めまで流行したファッションのこと。

名品プラットフォームのトレンディが10月初めに発表した資料によると、今年に入ってY2Kスタイルファッションブランドの販売額が大きく増加し、特にミュウミュウの売上は42%増えたとのこと。

ミュウミュウのアンバサダーであるチャン・ウォニョンは、ルーラのチェ・リナ、ピンクルのイ・ヒョリなどが着ていたウエストが現れるへそ出しTシャツと流れ落ちるような骨盤パンツがクロップドシャツ、ローライズジーンズという名前でトレンディに再解釈されるのに大きく貢献しました。

一方、チャン・ウォニョンはLVMHグループ所属のラグジュアリージュエリーブランド、フレッドのアンバサダーにも抜擢。

9月26日、フランス・パリで開かれたフレッド・メゾンのガラディナーイベントに参加した時は、フレッドのハイジュエリーを着用し、頭には鳳凰のかんざしをさしてポイントを加えました。

これは、俳優チョン・ホヨンが米国俳優組合賞授賞式でルイ・ヴィトンドレスに韓国固有のデンギをマッチさせたのと似た脈絡です。

一部の中国ネチズンが鳳凰は自分たちの文様だと主張し論難が起きたりもしましたが、鳳凰かんざしは朝鮮王室女性を象徴する代表的な装身具です。

(女性東亜 キム·ミョンヒ記者 / 翻訳:松田かえ)

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本記事は韓国メディア Donga.com Co., Ltd.が運営する女性東亜の記事内容の一部あるいは全部 及び写真や編集物の提供により作成されております。

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