若く見られたいなら、太くて弾力のある髪とボリューム感が必ず必要! 薄く垂れてしまうような毛髪が悩みの人のために、解決策を提案します。
髪はスタイルの頂点であり、自信の源。
“自由自在な手入れができ、健康で豊かなヘア”は、すべての人の憧れです。
しかし、誰にでも慢性的な髪の悩みの一つや二つはありますよね。
特に薄くてボリュームがなく垂れ下がった毛髪であるなら、気を揉むしかない状況でしょう。
垂れて頭の形にぴったりくっついてしまう薄毛は、眉間にしわ寄せを与えてしまいます。
さらに薄くなった髪の間で頭皮が存在感を示している段階なら、手遅れになる前に適切なヘアケアを始めなければなりません。
健康な髪のためのクレンジングノウハウ
不規則な食習慣・ストレス・間違ったシャンプーの習慣・頻繁なヘアサロンでの施術・環境汚染など、毛髪の健康を害する要因はたくさん。
髪は縦に割れやすい特性があるため、乾燥した環境ではさらに荒れ果ててしまい、先から砕けるように切れることもあります。
薄毛で直毛なら、さらに致命的な損傷が発生する可能性も。
直毛は生まれつき繊細で軟弱です。
季節の変わり目には屋内外の空気が乾燥するため頭皮にも角質ができてしまいますが、その角質が毛穴を塞いでしまうことにより髪がさらに細くなって、脱毛につながることも考えられます。
「丈夫な髪を維持するのに最も重要なのは頭皮の清潔です。頭皮が健康であってこそ、髪もよく育つからです」
と、韓国ヘッドスパサロンのキム・ウンスク院長は説明しています。
頭皮クレンジングの第一段階は、ブラッシング。
シャンプー前にくしで髪を何度もとかし、もつれた髪をほどきましょう。
こうすれば頭皮と髪の毛の老廃物がより簡単に落としやすく、地肌のめぐりが高まり頭皮マッサージにも役立ちます。
この時、クッションブラシを利用して頭皮に刺激を与えないことが重要です。
本格的にシャンプーをする段階で気にするべきことは、ぬるま湯で洗うこと。
水が冷たすぎると不要な皮脂汚れを落としきることができず、熱すぎると毛髪と頭皮が乾きやすくなってしまいます。
また、毛穴をきれいにケアするためには、週に2〜3回は頭皮を丁寧にクレンジングした方がいいでしょう。
乾燥性や敏感性頭皮の場合、洗浄時間は3分未満におさえ、油分の多い脂性の場合は3〜5分かけて皮脂を十分に洗い流すことも大事です。
そしてシャンプーは頭皮に合う製品で、トリートメントやコンディショナーは毛髪の状態に合わせて選ぶよう、キム・ウンスク院長はアドバイスをしています。
クレンジング直後は、素早くなじむヘアセラムやクリームで栄養を十分に供給するのが必須。
頻繁なパーマやカラーリングで髪が傷んでいるなら、週に1度は頭皮に栄養を与えるトニックを使うのもおすすめです。
その後、冷たい風を利用して頭皮をしっかり乾かすのもポイント。
熱風は毛髪に直接ダメージを与えやすいので注意しましょう。
ボリュームたっぷりヘアを作る細心なスタイリング
髪の毛の太さは直径で決まります。
髪の毛の直径が短いと髪が柔らかく軽さが感じられる一方で、ダメージに弱くボリュームが出にくいため、手入れが簡単でないのが問題。
短所である薄毛とボリュームの無さを隠し、生き生きと演出するためには、細心なスタイリングが必要です。
「ヘアドライヤーで髪を乾かすときに髪を根元の反対方向に持ち上げることをおすすめします。分け目の反対側に乾かすようにすれば、簡単です」
これは、韓国ヘアアーティストのイム・アンナ室長が伝授してくれた方法。
また、毛根に力を加えるボリュームスプレーやボリューマイジングトニックなどを軽く振りかけると、長時間ボリュームが維持できるとのことです。
髪が濡れた状態で軽いテクスチャーのクリームを塗れば、自然で洗練されたスタイリングが完成できるそう。
そして韓国ヘアアーティストのパク・チャンデ室長は、ストレートアイロンでボリュームを活かす方法を紹介しています。
「小さいサイズのストレートアイロンでボリュームを出したい箇所の髪を持ったら、半円を描くように根元の部分をつまんでください」
この時、髪全体にボリュームを出すムースを塗り、ヘアドライヤーで乾かした後にスタイリングすれば、力なく垂れる毛髪の固定力を高めることができるとのこと。
この他にも十分な睡眠をとること・弱酸性シャンプーの使用・植物性タンパク質の摂取など、生活習慣の見直しを忘れないことも大切だと伝えています。
基礎から丈夫な頭皮&毛髪にするケア方法
春は冬より暖かいですが、大気が乾燥し気温差が大きいため、頭皮のコンディション調節が欠かせない季節でもあります。
水分をたくさん取り、スージングジェルやパックで頭皮を落ち着かせることをまずは心がけましょう。
特に、熱によって発生する脱毛を避けるためには、ミントのようなハーブ成分を配合したクーリング製品が役立ちます。
外で過ごした日は、必ず頭皮に積もった汚染物質と老廃物をきれいに洗い流さなければなりません。
皮脂やヘアスタイリング剤の残余物などが毛包の周りに積もってしまうと、頭皮の酸素供給の妨げてしまいます。
また、その影響で髪が薄くなれば、脱け毛の発生にもつながりかねません。
適切に汚れをオフするケアができれば、頭皮は栄養を受け入れやすいコンディションに整います。
この時、栄養分を十分に供給することで髪が丈夫に伸びるので、ヘアマスクパックやモイスチャーライジングクリームを積極的に使用しましょう。
毛髪ケアの核となるのも、頭皮と同様に保湿と栄養です。
髪は一度傷つくと、元のツヤと健康な状態を取り戻すことが難しいパーツ。
弾力のある毛髪状態を維持するためには、水分を十分に満たす手入れが必ず必要なのです。
オイルや水分エッセンスを使用し、浮き上がり、傷んだキューティクルを滑らかに整えることは鉄則。
毛髪を構成するタンパク質成分であるケラチンが豊富なシャンプーとトリートメント、ヘアオイルなどで丁寧なヘアケアを日常的に行うのがいいです。
そして最後に言っておきたいのが、髪の毛を強く束ねる習慣が禁物だということ。
髪の毛を引っ張って束ねる行動自体が、実は頭皮にとって大きな刺激になるからです。
特に、小細工をせずなめらかに結ぶスタイルを長く維持すると、牽引性脱毛が生じてしまう恐れもあるので注意しましょう。
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