高度なミニマリズムから華やかなジュエルデコレーションまで。2022年秋冬コレクションで発見した、ビューティートレンド6選を紹介します。
ビビッドカラーバーム
ピンクやブルー、レッドなど、ビビッドカラーで目元を染めたモデルがランウェイのあちこちで発見されました。
注目すべき点があるとすれば、さまざまなカラーをミックスマッチして演出した昨シーズンとは違い、今回はただ一つのカラーを活用して特別な装飾効果なしで目元を横切るように思わず表現したという事実。
ディオンリーとガブリエラ・ハーストはアイシャドウを瞳全体に厚く塗ってインパクトの強いカリスマ性を醸し出し、ヴァレンティノは目元からこめかみまでキャットアイラインを定着させた後、内側に色を埋めて完成させました。
さわやかなイエローカラーシャドウを広く塗り、その上に薄いホワイトアイライナーでポイントを加えたカパサミラノのショーも注目に値します。
ヴァンパイアリップ
今シーズン、ブルマリンやコーチ、ランバンなど数多くのショーに上がったモデルたちの唇は、暗い血色に染まっていました。
まるでヴァンパイア映画の中の吸血鬼や魔女のように魅惑的なダークリップは、いつにも増してモダンでミニマルなムードで表現される見通しです。
肌を最大限なめらかでクリアに整え、色合いは最小限に抑えたポイントメイクで表現してこそ、洗練されたゴシックルックを完成させることができます。
この時、最初からダークカラーの口紅を唇に当てて濃く塗るのは危険。
肌とリップカラーのトーンの差が大きいため、最初は薄くベースを作った後、徐々に色をつけるのがコツです。
キラキラ輝く肌
ここ数シーズンは極度に自然で、繊細なベースメイクがトレンドでした。
今季も自然さを追求する面では似ていますが、最大の特徴であり違いを挙げるとすれば、まさに光彩。
ディオンリー、アルトゥザラ、ジャンバティスタヴァリのショーで垣間見ることができるように、まるでケーキやドーナツの上にアイシングをしたように柔らかなツヤ感が溢れる肌がポイントです。
つややかな肌に仕上げるためには、定期的な角質ケアが必須。
古い角質を落とし、セラムでスキンケアした後、仕上げにフェイスオイルを溶かすように塗れば「クルグァン(蜜光)」が流れるような健康的な肌が完成!
モナリザ眉
デザイナーたちがミニマルムードを強調するために出したアイデアは、まさに「ブリーチアイブロウ」です。
ヴェルサーチ、サカイ、プリーン・バイ・ソーントン・ブレガッジー、コペルニーなど多数のショーでモデルたちは黒く濃い眉毛を真っ白に脱色し、夢幻的ながらもクールな姿で登場しました。
脱色眉の長所は、一人でも簡単にでき、印象を変えられるということ。気に入らなくても、また染めればいいので簡単です。
脱色に挑戦する自信がないなら、コンシーラーの助けを借りてみましょう。
スクリューブラシで肌と似たトーンのコンシーラーを眉毛の上に塗り、メイクアップフィクサーで固定すれば一時的に脱色した効果が得られます。
ランウェイの上のシークレットジュジュ
NewJeans、BLACKPINK、aespa、TWICEなど大勢のガールズグループが最近ハマっているのは、まさに「ジュエリーメイク」。
様々なパーツを顔につけて演出するこのメイクアップは、F/Wランウェイでもホットな話題です。
バーバリーはモデルたちの顔を輪郭に沿って数千個のクリスタルで飾ってファンタジーいっぱいのビューティールックを披露し、ジバンシィは額や頬に金属ピアスをしてクールなストリートムードを演出しました。
このほか、パールとクリスタルをモデルの目元やルック、アクセサリーに配置し、ロマンチシズムを完成させたシモーネ・ロシャ、唇の中央に宝石をつけたコシェも一役買っています。
ジュエリーメイクをするにあたって準備しておくべきものは、ひたすらきれいで透明感のある肌です。
色合いを大胆に省略してこそ宝石も輝くということを覚えておきましょう!
帰ってきたスモーキーアイ
精製されたミニマリズムメイクにうんざりしていた人たちにとって、この上なくうれしいニュース!
乱れた髪と濃いレッドリップスティック、そしてスモーキーアイをランウェイで再び見ることになりました。
アルチュザラではアイラインが広がったようなスモーキーアイで限りなくクールな姿を披露し、スポーツマックスは1990年代にグランジファッションのアイコンとなったコートニー・ラブの退廃的なスモーキーメイクを再現し、タフで躊躇ない魅力を溢れ出しています。
ジェイソン・ウーのランウェイにはクラシックなヘアスタイルとスモーキーアイなど、1960年代の女優に扮したモデルが登場。
日常で負担のないスモーキーアイを演出したいなら、鮮やかなリキッドアイライナーですっきりさせながら大胆なイメージを加えた、ウラ・ジョンソンのルックを参考にしてみましょう。
(女性東亜 オ・ハンビョル記者 / 翻訳:松田かえ)
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