冷たい風が本格的に吹いてくる季節がおとずれると、クローゼットの中にしまっておいた秋用のアウターもこまめに着なければもったいないです。あっという間に過ぎ去ってしまう短い秋をおしゃれに過ごすために、今じゃないと着れないアウターリストをチェックしておきましょう。
#タフなのが味!バイカージャケット
1990年代のスタイルアイコンだったケイト・モス、デヴォン青木、ウィノナ・ライダーのシグネチャーアイテムといえば、まさにバイカージャケット。
春に続き、秋にもクールな魅力を重武装したまま崇められる準備を終えました。
真っ先に、アレキサンダー・マックイーンは優雅なバイカーガールのムードを強調。
パフスリーブとクロップドディテールが調和したジャケットにペプラム装飾のアシンメトリースカート、バックルとスタッズがいっぱい刺さったブーツをミックスマッチさせ、強靭ながらもロマンチックに演出しました。
サンローランは20世紀の詩人で政治活動家だったナンシー・キュナードの独特な紳士服を再解釈して表現。
肩を強調したシルエットにハードなファスナーディテールが加わったバイカージャケットをふわふわしたマキシドレスの上にかけ、官能的でありながらタフな雰囲気を具現化しています。
ディオールは、まるでハーレーダビッドソンのフォロワーが着用するような華やかなレーシングジャケットを披露しました。
ウエストをくびれさせたシースルードレスを一緒にマッチさせ、ディオールハウスのアイコニックなニュールックをモダンなバージョンに仕上げています。
幅広いスタイリングが可能なバイカージャケットは、晩秋までしか楽しめないのでお急ぎください!
1.首の後ろのボタンを外せば、オフショルダーのように演出できるジャケット。659万ウォンのマルニ。
2.丈が長く、コートのように演出できるオーバーサイズのバイカージャケット。905万ウォンのドルチェ&ガッバーナ。
3.アイボリーカラーとファスナー、ポケットのディテールがモダンに調和したジャケット。 490万ウォンのロエベ。
4.レースアップディテールが素敵なジャケット。709万ウォンのサンローラン。
5.さわやかなカラー感が引き立つバイカージャケット。243万ウォン台のMM6。
6.典型的でクラシックなバイカーデザインで、活用度の高いジャケット。501万ウォン台のバルマン。
#「トップガン」トム・クルーズのようなボマージャケット
1980年代に「Like A Virgin」を歌ったマドンナから映画「レオン」のマチルダ、「トップガン」のトム・クルーズまで。
別名「航空ジャンパー」と呼ばれ、毎シーズン進化するボマージャケットが今秋にもクールな帰還を知らせました。
イザベル・マランは服の本質的な意味に集中するべくシンプルでリラックスしたルックを披露しましたが、男性的なコートとジャケットの間で目立つアイテムは断然ボマージャケット。
布団を連想させるようなオーバーサイズジャケットに、シンプルなミニドレスとサイハイブーツがモデルのインパクトのあるウォーキングと調和して目を引きます。
ルイ・ヴィトンは父親のクローゼットから取り出したような大きなネクタイにオーバーサイズのボマージャケットをかけて端正なプレッピールックに適切なアレンジを加え、ヴェルサーチのショーモデルはケープバージョンのボマージャケット姿で強烈なキャットウォークを披露しました。
何より今季注目すべき点は、ボマージャケットのドレッシーな変化です。
羽とアップリケの飾りでディテールを強調したボマージャケットをシースルースカートとマッチさせた、プラダのルックを参考にしてみてください。
カラーや素材、長さによってユニークなスタイルをお届けできるボマージャケットこそ、秋のシーズン必須アウターです!
1.アイボリーカラーがエレガントさを醸し出すジャケット。131万ウォン台のイザベルマラン。
2.薄くて軽いキルティング加工の生地なので、コートやダウンジャケットの中に着ても遜色ありません。159万ウォン台のステラマッカートニー。
3.ミニドレスとブーツを合わせるとおしゃれな、オーバーサイズのボマージャケット。102万ウォンのアクネストゥディオズ。
4.シンプルなデザインにフリースカラーがポイントのボマージャケット。480万ウォン台のジバンシィ。
5.ビンテージなカラーとウォッシングが素敵なレザーボマージャケット。414万ウォンのJWアンダーソン。
6.リリカルなプリントが印象的なオーバーサイズのボマージャケット。840万ウォンのディオール。
#根拠のある自信? ボールドショルダージャケット
巡り巡るファッショントレンドが、今シーズンは1990年代にとどまる見通しです。
パワーウーマンの象徴のようなボールドショルダージャケットがランウェイを占領しました。
単に肩のラインだけが広いのではなく、誇張されたシルエットで戻ってきています。
ピータードゥはボールドショルダーを越えたエクストラオーバーサイズのスーツで視線をとらえましたが、この時、中がはっきり見えるようにシャツを解いて、ややもすれば滑稽になりかねないルックを素敵に消化しました。
アクネストゥディオズはオーバーサイズジャケットとサイハイブーツをマッチさせてドレスのようにスタイリングし、ミュウミュウは由緒ある私立学校のきちんとした女子大生が着ているようなオーバーサイズジャケットとスカートセットアップなどでクラシックなムードに仕上げています。
ドルチェ&ガッバーナはコルセットを締めたようにくびれたウエストラインが目立つジャケットで、1980年代末の郷愁を呼び起こしました。
このようにマスキュリンスタイルから官能的なルックまでカバーできるアイテム、ボールドショルダージャケットで晩秋の余韻を満喫してみてはいかがでしょうか。
どんなアイテムとも無難に調和すると同時に、洗練さも倍増できます。
1.モノトーンルックにポイントを加えるのにいい、ピンクカラージャケット。52万8000ウォンのレクト。
2.パパのクローゼットから取り出したようなオーバーサイズジャケット。1020万ウォンのルイ・ヴィトン。
3.フォーマルなルックが必要な時に悩まず取り出して着られるベーシックジャケット。595万ウォンのミュウミュウ。
4.ツイード素材とチェックパターンが調和したジャケット。 502万ウォンのヴェルサーチ。
5.裾をカットしたようなディテールがおしゃれなタキシードジャケット。394万ウォンのバレンシアガ。
6.クラシックなムードを仕上げるのに最適なダブルブレストジャケット。394万ウォン台のメゾンマルジェラ。
#無限変身トレンチコート
かつて軍人たちが塹壕の中で着ていたコートをロマンのアイコンに変身させた、トレンチコート。
機能性に忠実な素材とデザイン、特に一列にきちんと付いたボタンとシルエットを自由自在に変形できるベルト、落ち着いた気品のあるニュートラルカラーまで!
無限の魅力がいっぱいのトレンチコートが「クラシックは永遠だ」という言葉を証明し、今シーズンのキャットウォークの主人公として登場しました。
ベーシックなトレンチコートのシルエットと、素材を軽くねじったりプリントを加えて躍動感を吹き込んでいるのが見どころ。
バーバリーはこれを裏付ける代表的な例です。
アコーディオンのように細かくしわがついたプリーツディテールトレンチコートと、カットアウトで完成させたトレンチドレスなどにアレンジさせたドレスアップピースが存在感を表わしています。
斬新な発想で目を引いたアクネストゥディオズは、古風なパターンにキルティング技法を反映させ、間隔とカラーが異なるチェックパターンを合わせて一つのトレンチコートを完成させました。
独特なスタイルのトレンチコートを選ぶ時は、他のアイテムを引き算したほうがいいです。
ドレッシーなシューズの代わりにスポーティーなスニーカーを履き、トレンチコートの襟を締め、ベルトを大まかに結べば感覚的なスタイルを演出できます。
1.アシンメトリーなドレープとヘムラインが目立つトレンチコート。783万ウォンのアレキサンダー・マックイーン。
2.ドレスとトレンチコート、2種類で演出可能なリバーシブルコート。610万ウォン台のバレンシアガ。
3.プリーツディテールに仕上げたトレンチコート。 91万ウォンのサンドロ。
4.まるでチューブトップドレスをレイヤードさせたような効果を与えるトレンチコート。 329万ウォンのサカイ。
5.ドローストリングで袖のシルエットを自由自在に演出できるコート。598万ウォン台のモンセbyファーフェッチ。
(女性東亜 オ・ハンビョル記者 / 翻訳:松田かえ)
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