もっと大きく、もっと華やかに!過剰な美学をドラマチックに実現し、今シーズンのランウェイを彩ったジュエリーたちを紹介します。
スカーフの代わりに
数シーズン続いた「ミレニアムファッションの思い出」ブームの影響もあるのか、二度と取り出すことがなかったチョーカーが再びホットアイテムに浮上しています。
パールとレザーチョーカーをレイヤードしたベルサーチからユニークなペンダントを加えたマリーン・セル、分厚いチェーンをカラージュエルで飾ったシャネルまで、多様なスタイルに適用できるチョーカーが多く登場しました。
お気に入りのチョーカーを選んだあとは、完璧なルックを見つける番。
チョーカーだけでも首の周りにはかなりディテールができるので、上着はできるだけシンプルなデザインを選んだ方がいいです。
鎖骨まですっきりと肌見せしたルックにマッチさせた時、チョーカーの魅力は倍増しますが、露出する勇気がなければスカーフの上にチョーカーを無心にスタイリングしたアクネストゥディオズをヒントにし、参考にしてみてください!
鉄甲を巻いたように
今年の秋と冬、ジュエリーに関しては「過猶不及」という言葉を忘れてもいいでしょう。
大きさが大胆になり、デザインが極度に果敢になったからです。
特に手首で狂った存在感を放つカフブレスレットには要注目。
その代表となるブランド、サンローランは厚いカフブレスレットを何重にもレイヤードしましたが、このレベルになるとジュエリーを「着た」と表現しなければならないほどです。
ロエベは造形美が目立つゴールドカフで見る楽しさまで加え、ロシャスは拳より大きいサイズのカフブレスレットで視線を惹きつけます。
ルイ・ヴィトンも柔らかいニット素材の上にリンクでつながったような構造的なカフをマッチさせて、ユニークな魅力を発散。
今シーズンはジュエリーを減らすより加えた方が、スタイリングの完成になるようです!
夜空のパール
今秋、パールの活躍ぶりが想像以上です。
女性の優雅さを引き立たせる高貴できらめく真珠が、大胆かつ官能的な姿を現しました。
その先鋒に立ったブランドはジバンシィで、プレタポルテやアクセサリーなどコレクション全方位でパールの魅力を醸し出しています。
特に、パールとメタルビーズを一粒ずつ編んで製作したドレスとチョーカーが今シーズンのキールック!
真珠に向けた情熱はドルチェ&ガッバーナも劣りません。
カジュアルなTシャツにキャンディーの大きさほどのパールジュエリーを合わせた姿は、ウィットに富んでいて素敵です。
このほか、モスキーノは大きなパールをドロップ型イヤリングで大胆にとらえるなど、デザイナーのジェレミー・スコットの魅力のおかげでさらに豊かになり、シモーネ・ロシャは美しく繊細なディテールでロマンチシズムの頂点を極めました。
ムーンクリスタルパワー
しばらくアクセサリーやルックを輝かせる装飾的な要素としてのみ登場していたクリスタルが、メインジュエリーに浮上しました。
タキシードジャケットにシャンデリアのように大きなクリスタルが漂うネックレスを加えグラマラスなルックを披露したオフホワイト、ゴールド素材とクリスタルをミックスし、古典的なジュエリーの美しさを具現化したキャロライナヘレラが代表的な例です。
クリスタルが与える華やかさが負担に感じるなら、もう少しカジュアルなデザインでアプローチしてみましょう。
最もベーシックな形で多様なスタイルに適用できるミュウミュウのチョーカーから始めて徐々に拡張していけば、スタイリングの楽しさを満喫することができます。
おしゃれが難しい冬にはダウンジャケットとミックスマッチしたヴェトモンのルックを参考にしてみてください。
ゆらゆらフリンジ
歩くたびに気持ちよくそよぐフリンジディテールの人気は、秋冬にも続く見通しです。
ただ、フリンジデザインの衣装を負担に感じるなら、フリンジジュエリーをポイントに活用して存在感のあるスタイルを演出するのがおすすめ。
ボヘミアンの専有物と思われていたフリンジ装飾が、デザイナーの個性に合わせて多彩な素材やディテールなどを加味しながら素敵なジュエリーに変身しました。
フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニは動くたびに胸からきらびやかに輝くフリンジネックレスを羽織り、ニューグラムルックの誇るべき真髄を表現。
ルメールは胸まで長く垂れ下がったフリンジイヤリングで、ドラマチックな動きを見せながら強烈な印象を残しています。
その他にクリスタルフリンジイヤリングを披露したバレンティノとメタリックな素材を活用してディスコムードを強調したイザベルマランまで!
今シーズンのルック全体に活気を与える格別なアイテムと言わざるを得ません。
フラワーモーメント
フラワーモチーフは一年中有効なトレンド。服装が重くなる季節には、ヘルシーでエネルギー溢れる雰囲気を演出するのに最適です。
今シーズン、デザイナーたちは広くて大きな庭に満開した花々をジュエリーに移しました。
モデルの顔の大きさほどのフラワーコルサージュを披露したブルーマーリンと、花を立体的に表現したブランドン・マックスウェル、ロベルト・カヴァリなどが代表的です。
ジルサンダーはチューリップモチーフをモダンに演出し、パコラバンヌは未来的に再解釈したフラワーモチーフジュエリーを随所に配置してルックに活気を吹き込みました。
気分転換が必要だったり、従来のスタイルにユニークなポイントを与えたければ、デザイナーたちが提案するフラワージュエリーをためらわずに着用してみるのはどうでしょうか。
(女性東亜 オ・ハンビョル記者 / 翻訳:松田かえ)
本記事は韓国メディア Donga.com Co., Ltd.が運営する女性東亜の記事内容の一部あるいは全部 及び写真や編集物の提供により作成されております。