新型コロナウイルス感染症の防疫指針が緩和される傾向にありますが、当分はマスクをつけ続けるという考えの人が韓国でも多い現状です。新型コロナウイルス感染症とともに生きる事が現実になった今だからこそおさえておきたい、健康とスタイルを両立できる“ファッショナブルマスク”の選び方を紹介します。
2020年3月から施行された「ソーシャル・ディスタンス」政策の中心であり、欠かせないのがマスクです。
韓国では5月2日から屋外でのマスク着用義務が緩和されたものの、当分はマスク無しでは過ごしにくい見通し。
その理由は、「デルタ」「オミクロン」に続き「オミクロンXL」まで変異ウイルスが相次いで出現している状況下の中、自分自身を守るためにマスクが必要な瞬間があるからです。
韓国国民もせっかちにシャンパンを開けるムードではなく、当分はマスクを着用しながら推移を見守るという反応が目立ちます。
代わりに本格的に暑くなる季節を目の前にし、通気性と利便性に優れたマスクに対する関心が高まっている様子です。
夏を控えて登山や散歩のような野外活動でもう少し楽に呼吸したい場合、あるいは旅行など特別な瞬間にポイントのあるスタイルを披露したいなら、これからはファッションマスクをショッピングリストに加えるのがおすすめ。
繊維で作られたファッションマスクは使い捨てマスクが作り出す環境汚染を減らし、合成素材である不織布によって起こりやすい肌トラブルを緩和できるのがメリットです。
韓国よりも早くファッションマスクの需要が高まった海外のセレブスタイルを参考に、マスクファッションセンスを一段階アップグレードさせましょう。
肌が好むコットンマスク
ますます暑くなる天気の中、通気性と利便性を兼ね備えたマスクを探しているなら、綿素材かどうかをまず調べるのが鉄則。
敏感な肌が悩みである場合にも、綿は最善の選択肢といえます。
ファッションセンスが抜群なことで有名なメーガン・マークル英国王子妃が公式な場面で綿マスクを着用して出席したことからも分かるように、うまく選べば洗練されたファッションアイテムの役割まで果たすのです。
マークルは昨年8月、米国ロサンゼルスで開かれた子ども救護慈善団体のイベントに夫のハリー王子と一緒に参加。
この日、ニューヨークに基盤を置いたファッションブランド「ロイヤルジェリーハーレム(Royal Jelly Harlem)」のブルーストライプマスクを着用し、多くの人の目を引きました。
このブランドでは同じファブリックで大人用と子供用マスクを披露しており、ファミリールックを完成させるアイテムとして活用してもよさそうです。
もう少しアクティブなデザインを希望しているなら、マスクブランド「masQd」のラインナップに注目です。
ベン・アフレック、サラ・ジェシカ・パーカー、ナオミ・ワッツ、ダコタ・ファニング、ベラ・ハディッド、ジェニファー・ロペスなど、有名なセレブたちもmasQdの熱烈なファンとして知られています。
綿95%にライクラ5%を加えた素材は快適な着心地を誇るだけでなく、抗菌機能も兼ね備えています。
マスク上部に金属のサポートパーツを装着し、誰でも自分の顔にぴったり合わせて着用できるのが長所。
二重構造なので中間にフィルターを入れれば、人の多い室内などウイルス感染の危険がより高いところでも比較的安心して使用できます。
ウィットに富んだマスクを望む人なら、エマ・ロバーツが選んだブランド「アヒダ(Ahida)」に視線を奪われる可能性が高いでしょう。
デニムと綿の裏地を100%手縫いし、製作しているのが特徴。
目を引くポイントは、前面に置かれたステッチ刺繍です。
「Vaccinated(接種完了)」「Wearit!(マスクをして!)」「tooclose(近すぎる)」「StaySafe(元気でいてください)」「backoff(退いてください)」といった、新型コロナウイルスのパンデミックに広く使えそうな単語を刺繍して大きな人気を集めました。
全24カラーの色糸を利用して好きな単語やイニシャルの刺繍も注文でき、虹やハートのようなデザインを選択することもできます。
単語と色糸を組み合わせれば種類は無限なので、自分だけの個性豊かなマスクを望む人にベストなアイテムです。
高級感を強調するなら、シルクが正解!
新型コロナウイルスのパンデミックが真っ最中だった時期、韓国の人気検索ワードに登場した単語の一つが「婚主マスク」だったことを覚えているでしょうか。
ウェディングドレスとタキシードを着た花嫁と新郎はもちろん、きれいに着飾った新郎新婦まで必ずマスクをつけなければならなかった時期、韓服に似合うスタイルをしようとする人たちがインターネット検索を利用した影響で浮上したワードです。
当時脚光を浴びていた婚主マスク素材は、断然シルクでした。
特別な日に似合う生地のシルクでマスクを作れば、高級感と華やかさを存分に生かすことができるびがその理由です。
歌手のビリー・アイリッシュ(左)とメーガン・ザ・スタリオンは昨年、グラミー賞授賞式で衣装と同じ素材のマスクを着用しました。
海外芸能人たちも授賞式ルックを完成させるアイテムとして、シルクマスクを選択することがありました。
歌手のメーガン・ザ・スタリオンは昨年、グラミー賞の舞台衣装としてドルチェ&ガッバーナのオレンジカラーシルクドレスを着用。同じ素材のマスクも身につけました。
そしてビリー・アイリッシュも同日、洗練されたマスクファッションを披露。
俳優のオリヴィア・コールマンも2021年アカデミー授賞式でピンクフローラルプリントが強烈なフリルマスクを着用し、スタイリングセンスを誇ったという評価を受けました。
シルクにレースを組み合わせれば、フェミニンな感じを最大限に活かす組み合わせが完成。
上品で優雅なスタイルを望む人には、良い選択になりそうです。
俳優のジェニファー・ロペスは、2021年のメットガラでレッドカーペットに登場した際、ドレスカラーのブラウンに似合うレースマスクを披露し、レース素材を前面に出す方式でスタイルを完成させました。
俳優ジェニファー・アニストンが人気TV番組「ジミー・キンメル・ショー」の収録に参加し、ウォルフォードのレースマスクを着用して話題になったこともあります。
(女性東亜 イ・ナレ記者/翻訳:松田かえ)
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