厚いパッドと窮屈なワイヤー、レースの装飾はもうおしまい。快適なデザイン、健康素材で作った下着で、消化不良やくっきりした下着跡から脱出しよう。
厚いパッドと窮屈なワイヤー、レースの装飾はもうおしまい。快適なデザイン、健康素材で作った下着で、消化不良やくっきりした下着跡から脱出しよう。
BLACKPINK(ブラックピンク)のジェニーが参加したカルバン・クライン(Calvin Klein)の「2021 F/W キャンペーン My Calvins」。ジェニーが着て登場したワイヤレスコットンブラレットは公開と同時に売り切れた。
右にならえ的な美の基準の代わりに、それぞれが持つ個性が認められる時代だ。他人の視線から抜け出して、そのままの自分を愛そうという動きがあちこちで現れている。
近年、SNSを中心に拡大している「Body Positive 自分の体をそのまま愛そう」がまさにそれ。
Body Positiveは、体型、年齢、性別、肌の色などに関係なく、女性の「美しさ」に対する偏見を打ち破り、自分自身を受け入れ、愛し、育てようというメッセージを込めた一種のキャンペーンだ。
Sラインを強調する窮屈な下着の代わりに、体の快適さを追求するアンダーウェアを求めるのもこうした流れだ。
カルバンクラインはこのような肯定的なエネルギーを説くことをリードしてきたブランドだ。
最近BLACKPINKのジェニーが参加した2021 F/Wキャンペーン『マイカルバンズ(My Calvins)』は、米国ニューヨークのヒューストン通りにあるカルバンクライン社の壁看板を飾って話題になった。
2021 F/Wコレクションでは、快適さとミニマリズムに重点を置いたアンダーウェアを披露したが、この時ジェニーが着て登場したワイアレスコットンブラレットは公開と同時に売り切れたほどだ。
セカンドスキン(体に密着する第2の肌のような薄い生地)感覚でセンセーションを巻き起こした「MARINE SERRE(マリン・セル)」もBorderline(ボーダーライン)というアンダーウエアコレクションを公開した。
純粋な布地で製作され、柔らかな風合いで、胸やお尻など人体の構造的なラインを活かして快適に包んでくれるのが特徴だ。ブランドシグニチャーである三日月のロゴプリントで仕上げたデザインは、下着としてだけ着るのには惜しいほどセンシティブだ。
デンマークを基盤にした「Baserange(ベースレンジ)」は、最小限の機能だけ残して、すべて省略したベーシックなラインのアンダーウエアブランドだ。
このブランドに注目すべき理由はまさに素材だ。すべての工程で環境汚染に影響を及ぼす可能性のある部分を排除し、オーガニックコットン、リサイクルコットンと羊毛、天然シルク、竹繊維などを活用して、高品質素材を開発する。独特なミニマルデザインとスタイリッシュなカラーも印象的だ。
だが、良い下着を求めてわざわざ遠くまで行く必要も、取寄せて購入する必要はない。
韓国国内にも素敵なアンダーウェアブランドがたくさんある。締め付けられて苦しい三角ショーツをやめて解放感を楽しみたいなら「nareun(ナルン)」がぴったり。通気性に優れた男性用トランクスを女性の身体構造に合わせてデザインしているからだ。
環境にやさしい自然素材であるモダール(シルクのような肌触りの、パルプを原料にしたレーヨンの一種)とコットンをブレンドして敏感な肌にも刺激が無い。
ありのままの姿を目指すアンダーウェアブランド「inA(インエイ)」のモットーは”肌に一番最初に触れる下着から楽にならなければならない”ということ。
体の形を考えたデザインとしっかりした素材のおかげでパッドやワイヤーが無くても気軽に着ることができる。
使われずに捨てられるアイ繊維を活用したアップサイクル(リサイクルではなく、元の製品より次元や価値の高いものに生まれ変わらせること)ラインを見ることもできる。
“生活の質を向上させる下着”という口コミが出た「vivEvivE(ビブビブ)」ではブラレットと共にボクサーパンツも注目だ。
縫い目のない広いウエストバンドを使用し、腹部とYゾーンを圧迫する不快感が少なく、やわらかく風通しのいい素材で、三角ショーツよりはるかに快適だ。
環境にやさしいライフスタイルブランドである「Le Leaf」は合成素材、レース、リボン、ごわごわした縫い目を取り除き、どうしても必要な要素だけを収めた下着を作る。加工過程まで全生産段階において国産オーガニック繊維認証を受けた100%オーガニックコットンを使用し、デリケートな肌の人も安心して着ることができるというのが長所だ。
今や、見える美しさや高級素材を追いかけていた時代は終わった。
人々は画一的な基準の代わりに多様性を尊重し、各自が追及する価値が有るものを消費する。快適で健康的なライフスタイルを作っていきたいなら、下着から変えてみよう。本当の美しさはナチュラルさから生まれるものだから。
本記事は韓国メディア Donga.com Co., Ltd.が運営する女性東亜の記事内容の一部あるいは全部 及び写真や編集物の提供により作成されております。