映画「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞で4冠に輝き、いま世界中から注目を浴びている韓国映画。これに続いて海外からの熱いラブコールを受けている作品があるという。
いま世界の映画祭から熱いラブコールを受けている韓国映画がある。
チョン・ウソン&チョン・ドヨンらが出演する映画「藁にもすがる獣たち(原題 지푸라기라도 잡고 싶은 짐승들)」だ。

映画「藁にもすがる獣たち(原題 지푸라기라도 잡고 싶은 짐승들)」(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:メガボックス中央(株)プラスエム)
これは日本を代表するミステリー作家、曽根圭介の同名作を原作にした作品で、日本の小説と韓国の演技派俳優陣がどのようなケミを起こすのか注目が集まっていた。
また、韓国での公開前から「第49回ロッテルダム国際映画祭」の審査員賞受賞に続き、「第34回フリブール国際映画祭」「第42回モスクワ国際映画祭」など5ヶ国の国際映画祭に公式招待され、海外から熱いラブコールを受けている。先行販売国は日本を含め80ヵ国にものぼるという人気ぶりだ。

名助演陣が集結!映画「藁にもすがる獣たち」(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:メガボックス中央(株)プラスエム)
映画「藁にもすがる獣たち」は、人生の最後のチャンスであるお金の入ったカバンを手に入れるため、最悪のひと儲けを企む平凡な人たちの犯罪劇だ。
本作に出演している最強シーンスティラー軍団(※1)、パク・ジファン、キム・ジュンハン、ホ・ドンウォン、ペ・ジウンが目を引く。彼らの強烈な存在感とキャラクターが面白さや緊張感を増していると話題を集めている。
※1…そのシーンを完全に持って行ってしまう存在感を持った俳優のことを指し、主役を喰ってしまうような人のこと
まず、映画「犯罪都市」「鳳梧洞の戦い」で鋭い目つきと幅広いキャラクターで観客に印象を与えたパク・ジファンが、劇中で“テヨン”(チョン・ウソン扮)と共に映画にウィットを加える“フナ”役を演じた。“フナ”は人生ひと儲けを計画する“テヨン”の助っ人として自分を誘惑する犯罪の大舞台に足を踏み入れ、自分の分け前を取ろうとする現実的なキャラクターだ。強烈で鋭いキャラクターの中でも柔らかなコミック演技を披露し、チョン・ウソンとのティキタカ(※2)ケミを通じて作品に活力を吹き込む。それだけでなく、パク・ジファンはチョン・ウソンの驚きのアドリブまで巧みに受け止め、名場面を誕生させた。
※2…サッカー用語で、パスをメインに試合を展開する戦術を指す。そのような息の合った演技の意味
ここに、作品ごとに完璧に違うキャラクターに変身し印象的な演技を披露するカメレオン女優、キム・ジュンハンが、映画「辺山(ピョンサン)」で共演したシン・ヒョンビンと今回の作品で再びタッグを組む。詐欺によって生じた借金のために家庭が崩壊した主婦“ミラン”(シン・ヒョンビン扮)役で、莫大な借金の前で自制力を失っていく獣のような姿を披露、これまでに演じたことのない役どころを見せてくれる予定だ。
それだけでなく、しっかりとした演技力を基に存在感を表してきたホ・ドンウォンは、“チュンマン”(ペ・ソンウ扮)が家族の生計のためにアルバイトとして働くホテルサウナの支配人役を演じた。強い者に弱く、弱い者に限りなく強いキャラクターで、“チュンマン”の些細な行動にもブレーキをかけ、無視に明け暮れる人物で、ストーリー展開に対する興味を高める。
最後に、一度噛んだエサは離さない最上位の捕食者“トゥマン”(チョン・マンシク扮)の右腕“ナマズ”役に扮したペ・ジウンが、圧倒的な存在感を通じて一瞬も油断できない緊張感を与える。全身に刻まれたウロコ模様の強烈な入れ墨から心の中が読めない無表情など見た目の存在感だけでも観客を威圧する“ナマズ”は、“トゥマン”の一言に極悪非道な行動を実行に移す本能だけが残ったキャラクターだ。特に“ナマズ”役を演じたペ・ジウンは一言のセリフなしでも目と行動で観客を圧倒し、強烈な存在感を現わす。ペ・ジウンは“ナマズ”役を演じるために1ヵ月半ほど刀の練習をするなど数多くの努力をしたという。
このように、韓国を代表する俳優たちとともに完璧な調和を成して名場面を誕生させたパク・ジファン、キム・ジュンハン、ホ・ドンウォン、ベ・ジウンは、人一倍の存在感を持ち作品への移入感を高めている。
韓国を代表する主演俳優から強力な助演軍団まで、個性の強いキャラクターたちが競演をするクライム・サスペンス「藁にもすがる獣たち」は、早くも2020年の最も賢く独特な犯罪劇の誕生との呼び声も高く、アカデミー受賞作「パラサイト 半地下の家族」を超える作品となるのか、期待が高まっている。
また、今月12日に韓国で公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により公開日は延期となり、19日に公開される予定。
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