• 回帰物と法廷劇を融合させた韓ドラ『二度目の裁判』が、1月2日にDisney+で配信開始予定だ。
  • 未来を知る判事の選択によって、過去・現在・未来が書き換えられていく構造が描かれる。
  • 連帯とチームプレーで巨悪に挑む点も、チソン主演作ならではの見どころとされる。
2026年1月2日、ディズニープラス(Disney+)で配信開始予定の韓国ドラマ『二度目の裁判』

2026年1月2日、ディズニープラス(Disney+)で配信開始予定の韓国ドラマ『二度目の裁判』(画像出典:MBC Drama)

「回帰物」というジャンルが成熟期に入りつつある中で、法廷ドラマという素材と掛け合わせた新作ドラマが公開される。2026年1月2日、ディズニープラス(Disney+)で配信開始予定の韓国ドラマ『二度目の裁判』である。

初回放送を前に公開された約3分のハイライト映像だけで、韓国ネットでドラマファンからのコメントが殺到。期待値の高さがうかがえる。

本作は、いわゆる“正義の裁判官像”とはほど遠い主人公から物語が始まる。巨大ローファームの意向に従い、彼らに有利な判決を下してきた御用聞き(?)判事ハニョン(チソン扮)。被害者の声を切り捨て、権力に寄り添う姿勢は、母親からも見放されるほど冷酷に描かれる。

転機は、義理の父であり、ローファームの実権者ソンチョル(アン・ネサン扮)に決別を宣言した瞬間だ。その選択はすぐに“代償”として跳ね返り、命の危機に瀕した末、ハニョンは雨の中で倒れる。そして目を覚ますと、時間は10年前へと巻き戻っている。ここから物語は、回帰物としての本領を発揮していく。

回帰物の醍醐味は「未来を知る者が同じ局面で異なる判断を下すことで、過去と現在、そして到達すべき未来そのものが書き換えられていく」というところにある。

本作もその原則を踏まえつつ、「法」と「権力」という現実的な舞台に置き換えている点が特徴的だ。過去の過ちを知るハニョンは「もう一度、正す」と決意し、同じ誘惑や圧力に対して別の選択を重ねていく。その一つひとつが、どこまで許され、どこで新たな犠牲を生むのかが緊張感をもって描かれていくようだ。

回帰物の醍醐味を魅せる『二度目の裁判』主人公のハニョンを演じる韓国俳優チソン

回帰物の醍醐味を魅せる『二度目の裁判』主人公のハニョンを演じる韓国俳優チソン(画像出典:MBC Drama)

また、物語は個人の贖罪にとどまらない。チソン主演作にしばしば見られる、主人公が周囲と連帯しながら巨悪に立ち向かっていく構図も、本作の大きな魅力の一つとされる。

検事ジナ(ウォン・ジナ扮)をはじめ、記者ソン・ナヨン(ペク・ジニ扮)、検事チョルウ(ファン・ヒ扮)らが次第に合流し、それぞれの立場と役割を生かした見事なチームプレーで巨大な権力構造に立ち向かっていく。いわば“アベンジャーズ”とも言える布陣が、どこまで悪を追い詰められるのかが見どころとなりそうだ。


韓国ドラマ『二度目の裁判』|予告編

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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