• イ・ハニ主演の2021年ドラマ『ワン・ザ・ウーマン』がNetflix配信直後に韓国TOP10入りし、再び脚光を浴びている。
  • 彼女は都市的な魅力とコミカルな演技を両立できる稀有な存在として評価されてきた。
  • 8月22日公開予定のNetflix新作『エマ』にも期待が高まり、「8月の女優」として注目を集めている。
『ワン・ザ・ウーマン』

『ワン・ザ・ウーマン』(画像出典:SBS Drama)

8月、韓国で最も熱い視線を集める女優の名として、イ・ハニの名前が挙がっている。過去作と新作ドラマが同時に注目を浴び、映像配信プラットフォームやメディアの話題欄を席巻している状況だという。

きっかけのひとつは、2021年にSBSで放送されたドラマ『ワン・ザ・ウーマン』。放送から3年以上経過した本作だが、8月にNetflixで配信されるやいなや、翌日には「今日の韓国TOP10シリーズ」入りを果たした。再放送や配信での逆走現象は珍しくないが、公開初日からランキング入りする勢いは注目されるところだ。

『ワン・ザ・ウーマン』は、記憶喪失をきっかけに汚職検事が財閥家の嫁と入れ替わる物語。イ・ハニは正反対の境遇と性格を持つ2人の女性を一人二役で演じた。

物語は権力層との対立を背景にしたテンポの速い復讐劇で、コメディ、アクション、ロマンス、スリラーといった複数ジャンルが詰め込まれた構成が特徴だった。2021年の放送時には全国視聴率17.8%を記録し、14週連続で同時間帯ミニシリーズ1位を守ったほか、VOD累計再生数も5000万ビューを突破した。

ドラマの成功により、イ・ハニは「幅広いジャンルを自在にこなす主演女優」という評価を確立したといわれる。洗練されたビジュアルとコミカルな表情を同時に見せられる稀有な存在。声の演技にも定評があり、吹き替えパートでさえ安定した発声を保つ点は、批評家からも好意的に受け止められてきた。

そして現在、彼女の主演新作『エマ』が公開を控え、さらなる注目を集めている。Netflixオリジナルとして制作された全6話の本作は、1980年代韓国映画界を舞台に、官能映画『愛馬夫人』の制作過程をフィクションとして描くコメディ。スター女優と新人女優の対立や、当時の映画業界の舞台裏がコミカルかつ風刺的に展開されるという。

『エマ』は来る8月22日に世界同時配信予定で、韓国国内外の視聴者から事前期待が高まっている。制作陣は、イ・ハニの“キャラクター変身を恐れない姿勢”や、豊かな感情表現を評価してキャスティングしたと伝えられており、演技の幅広さが本作でも存分に発揮される可能性が高いとみられる。

過去作の逆走ヒットと新作への期待が重なるのは韓国ドラマ界でも珍しい現象。韓国の映像コンテンツ市場は常に新作が供給され続ける競争環境だが、その中で旧作を再び脚光浴びさせる力を持つ俳優は限られている。イ・ハニはその数少ない存在として、8月の韓国エンタメ界を象徴する顔になりつつあるようだ。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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