韓ドラの魅力といえば、ジャンルミックスがその1つ。

メインとなるジャンルをベースに複数のジャンルが組み合わされ、様々な角度からストーリーを楽しむことができる。

特に根強い人気を誇るロマンス作品に多く見られる傾向があり、ミステリーや復讐、ファンタジー、ホラーなどと融合して、単なるラブストーリーとは一味異なる面白さが。

来週からは、そんな韓国ドラマがBS・CS・ローカル局で放送がスタートする予定だ。

そこで本記事では、ラブストーリー以外の刺激もほしいあなたに、気になるラインナップの一部を紹介する。

悪の花 (tvN/2020)

『悪の花』は、ミステリーとロマンスの調和が魅力の物語。愛妻家で家族思いという完璧な夫が、実は冷酷な殺人犯ではないかと、疑いはじめるところからスタートする。

夫の正体と秘密に疑念を抱き真実を追求していく謎解き要素と、夫婦愛を軸にしたストーリーから目が離せない1作だ。

夫婦役を演じているのは、イ・ジュンギとムン・チェウォン。誰もが羨むような幸せな家庭に不穏な空気が流れはじめ、物語は予測不可能な展開を辿る。また伏線も散りばめられ、ミステリー好きにはもってこい。

14年間深く愛し合ってきた夫婦の心理にフォーカスし、真実の狭間で揺れる両者の姿を描いている

●日本初回放送情報：J:COM BS/2025年7月21日(月) 12時～
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

トッケビ ～君がくれた愛しい日々～ (tvN/2016)

『トッケビ ～君がくれた愛しい日々～』は、ファンタジーとロマンスの見事な共存に多くのドラマファンが感嘆した韓ドラ史に残る名作。900年以上生き続けているトッケビが、永遠の命から解放してくれる女子高生に出会って始まる物語だ。

あり得ない設定ながら、観始まると瞬く間に物語の世界観に吸い込まれる人が続出した作品で、輪廻転生をモチーフにしたストーリーが、ロマンス物語をより一層ドラマチックに。

またコメディー要素も盛り込まれ、コン・ユをはじめキム・ゴウン、イ・ドンウクなど、錚々たる役者陣の息の合った掛け合いが魅力。感動と笑いの両方を満喫できる作品になっている。

本作以前にもファンタジーロマンスジャンルの作品はちらほらあったが、同ジャンルの可能性をこれまでにも増して立証し、韓ドラ界のトレンドを変えた『トッケビ ～君がくれた愛しい日々～』。韓ドラファンなら、押さえておきたい1作だ。

●日本初回放送情報：テレビ大阪/2025年7月22日(火) あさ9:30～
●番組ページ：https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/asi/to-kkebi/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

秘密 (KBS/2013)

『秘密』は、復讐と愛、裏切りが絶妙に絡み合って繰り広げられるストーリーで、最高視聴率18.9％を獲得した人気作。恋人をひき逃げによって亡くした主人公と、事件の犯人だと思われていた女性の間に愛が芽生えていく。

愛と憎しみ、誤解と許しを繰り返す両者の関係性が物語の軸となっており、複雑な心理がリアルで、単なるラブストーリーとは異なる魅力をプレゼントしてくれる。

また、互いを傷つけ合いながらも、徐々に事件の真実と愛を悟る過程は、釘付けになること間違いなし。強烈なサスペンス要素とどんでん返しまで盛り込まれ、劇をさらに盛り上げている。

●日本初回放送情報：KBS World/2025年7月21日(月) 23:20～深夜0:30
●番組ページ：https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=889
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

わたしの完璧な秘書 (SBS/2025)

『わたしの完璧な秘書』は、オフィスを舞台に繰り広げられるロマンスが好評を得た、ハン・ジミン＆イ・ジュニョク主演作。仕事以外は何もできないCEOと、シングルファーザーで彼女の敏腕秘書が繰り広げる胸キュン必至の1作だ。

私生活には無頓着なヒロインと、家事に育児になんでもこなす秘書という真逆の2人の距離が徐々に近づいていく過程から、恋愛関係へと発展した後までしっかりと描かれているのが本作の特徴。

社内恋愛の持つ難しさや弊害、社内とプライベートでの関係性の違いなど、同じ職場で働く者同士が結ばれた際に芽生える葛藤をリアルに描いて共感を呼ぶ。

ときめかずにはいられないと話題を呼んだシーンと展開をはじめ、オフィスロマンスならではのストーリーを満喫できる1作だ。

●日本初回放送情報：KNTV/2025年7月26日(土) 後8:00～10:40
●番組ページ：https://kntv.jp/program/kn250701/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

次に来るのは誰？日本の「ファンタジー × 恋愛」ドラマに出演してほしい韓国俳優トップ３

近年、日本の地上波ドラマで活躍する韓国俳優が増えつつある。例えば2024年には、チェ・ジョンヒョプが『Eye Love You』(TBS系)で爽やかな演技を披露して多く...

放送から10年！2015年日本の韓ドラファンを沸かせた作品5選＆視聴できるVODまとめ

2000年代序盤に韓流ブームが巻き起こったのをきっかけに、日本では今日まで韓国文化が多くの人に親しまれている。この間、下火になったこともあったが、その...

スクリーンデビューからラブコメ、納涼ホラーまで！8月韓国で楽しみたい最新映画6選

今年の夏、韓国の映画館では話題性も注目度も抜群の新作映画が次々と公開され、観客の期待を集めている。Red Velvetイェリがスクリーンデビューを飾る青春作...