今や世界的コンテンツの「韓国ドラマ」。

第1次韓流ブーム当初は日本、中国といったアジア圏を中心に人気を博していた。だが、時とともにその人気は欧米、ヨーロッパと各国へと広がっていき、今では世界中の視聴者から愛される存在に。

その背景として、配信サービスの普及が挙げられるのではないだろうか。

特に、大手配信サービスであるAmazonプライムビデオやNetflix、Disney+の普及に伴い、以前よりも韓国ドラマに触れる機会が増加。

他国にはない韓国ならではの設定や展開が世界中の視聴者を虜にすると同時に韓国ドラマを求める声が高まり、そして配信作品が拡充されたことでさらに韓国ドラマを視聴する層が増えたと考えられる。

その立役者の1サービスであるAmazonプライムビデオは、今年独占作品として4本の最新韓国ドラマを配信。それに加え、2024年本国公開の作品2本を配信している。(2024年12月13日現在)

そこで今回は、今年Amazonプライムビデオが配信した『2024年産 韓国ドラマ』6選をご紹介する。

『血も涙もなく～ディア・マイ・シスター～』(KBS/2024/全54話)

1作目は、今年1月22日から6月14日まで韓国KBSで放送されたイルイルドラマ『血も涙もなく～ディア・マイ・シスター～』。

「春のワルツ」イ・ソヨンと「左利きの妻」ハ・ヨンジュが贈る本作は、両親の離婚により幼少期に離れ離れとなった姉妹が再会することから始まる愛憎劇。

長年にわたり多くの視聴者を虜にしてきた、ドロ沼劇をテーマにした作品だが、全国最高視聴率8.7%と歴代KBS 2TVイルイルドラマの中でも低い視聴率作品となった。

『愛のあとにくるもの』(coupang play/2024/全6話)

2作目は、イ・セヨン×坂口健太郎が主演を務めたcoupang playオリジナルドラマ『愛のあとにくるもの』をご紹介する。

10月11日にAmazonプライムビデオにて独占配信が開始した本作は、日本で運命的な恋に落ちたものの別れた留学生のチェ・ホンと潤吾が5年後に再会することから始まるロマンスドラマ。

本作は、辻仁成とコン・ジヨンによる小説を原作にしている。

『私の夫と結婚して』(tvN/2024/全16話)

3作目にご紹介する作品は、年始の大ヒットドラマ『私の夫と結婚して』。

パク・ミニョン、ナ・イヌ、イ・イギョンが主演を務めた本作は、不倫した夫と親友に殺害された余命僅かのヒロインが10年前にタイムスリップし、復讐するラブコメディ。

復讐・ロマンス・タイムスリップ・余命宣告など、韓国ドラマの王道要素が加味された本作だが、緻密なストーリーと展開が多くの視聴者から好評を呼び、最終回で全国最高視聴率11.951%を獲得し、ヒットを記録した。

『損するのは嫌だから』(tvN, TVING/2024/全12話)

4作目は、韓国放送日と同じ8月26日にAmazonプライムビデオで配信スタートした『損するのは嫌だから』。

実年齢12歳差のシン・ミナとキム・ヨンデが贈る本作は、損をしたくないがゆえに結婚式を挙げたヒロインのソン・ヘヨンと迷惑をかけたくなくて新郎となったキム・ジウクの損益ゼロロマンス。

全国最高視聴率4.967%と5%手前で幕を閉じた本作だが、本国放送期間中は毎週、話題性ランキングの常連としてトップ10入りを果たしていた。

『コネクション』(SBS/2024/全28話)

5作目は、SBS金土ドラマの期待作『コネクション』をご紹介。Leminoセレクトとして、Amazonプライムビデオにて楽しむことができる。

韓国を代表する俳優チソンにとって約2年ぶりのドラマ出演・主演作の本作は、50億ウォンの保証金を遺してこの世を去った高校時代の同級生の死の真相を探るとともに、現れた友人たちの異質な友情を描いたサスペンス・スリラー。

初回5.7%でスタートを切った『コネクション』は、第10話で初の10%台を突破し、最終回で14.2%を記録。2024年SBS金土ドラマの1位を獲得した。(2024年12月13日現在)

『社長のお品書き』(TVING/2024/全2話)

最後にご紹介する作品は、TVINGオリジナルドラマ『社長のお品書き』。

シン・ミナ、キム・ヨンデ主演『損するのは嫌だから』のスピンオフとして描かれている。

イ・サンイ、ハン・ジヒョンが主演を務めた本作は、『損するのは嫌だから』に登場する18禁ウェブ小説家ナム・ジャヨンと恋愛小説の主人公カン・ハジュンによるファンタジー・ロマンス。

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