- 俳優イム・スジョンは、1979年生まれの44歳(2023年11月現在)。
- 「童顔」の彼女は、それが原因で、危うくキャスティングから降ろされるというピンチを経験したことも。
- しかし結局その作品は、彼女の活躍と共にシンドローム級の人気を得て、大成功を収めた。

初めてバラエティーに出演する、“童顔”俳優イム・スジョン (画像出典:YouTube『ユ・クイズ ON THE BLOCK』動画キャプチャー)
俳優イム・スジョンが、初めてバラエティー番組に出演することがわかり、注目が集まっている。
2001年のKBS2ドラマ『学校4』でデビューを果たした彼女は、この22年間、一度もバラエティー番組に出演したことがないという。
11月8日に放送されたtvNの人気バラエティー番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』の予告映像に登場した彼女は、「記憶をたどってエピソードを探そうとすると遠すぎた。悔しかった」と冗談交じりに話す。
予告では、MCのユ・ジェソクが「現在マネージャーがいなくて、電話をすれば(本人が)直接出るそうだ」と明かす場面も。
これに対し、同MCのチョ・セホが「出演料の精算も直接?」と尋ねると、イム・スジョンは「お願いしてもいいですか?」と冗談で返し笑いを誘った。
これらの映像がSNSに上がると「気さくで美人なお姉さん」「相変わらずキレイ」「初バラエティー楽しみ」といったコメントの他に、「美しさが本当に変わらない」「なんで老けないの? おかしい」といった彼女の姿に驚きの声が上がった。
デビュー当時から、かわいらしく幼い顔立ちの彼女は、今も変わらぬ「童顔」の持ち主。
しかし、かつてはそれが原因で、危うくドラマのキャスティングから外されるというピンチを経験したこともあったとか。本記事では、そのエピソードをご紹介しよう。

2004年放送の名作ドラマ『ごめん、愛してる』(画像出典:KBS)
イム・スジョンは、1979年生まれの44歳(2023年11月現在)。やはり、実年齢を聞くと驚くほど「童顔」である。
日本の韓流ファンにもよく知られる存在の彼女が韓国で注目を集めたのは、2003年のホラー映画『箪笥』。
これまで映画出演が中心で、意外にもドラマ出演は5作品だけだが、長年の韓ドラファンにとってイム・スジョンの代表作といえば、2004年のKBS2ドラマ『ごめん、愛してる』だ。
このドラマは、まさに彼女を大衆的なスター俳優に作り上げた作品だからである。
主人公は、俳優ソ・ジソブ扮するムヒョク。幼い頃オーストラリアに養子に出されたものの養父母に捨てられ、ストリートチルドレンとして生きてきた彼は事故に遭い、余命宣告を受ける。それをきっかけに韓国に帰国し、産みの母親に会おうとするところからストーリーが展開する。
イム・スジョンが演じたのは、ヒロインのウンチェ役。オーストラリアで出会ったムヒョクと韓国で再会し、2人の切ない恋物語が始まる。
公開当時は、このドラマを見たら何も手につかなくなってしまうことを表す「*ミサ廃人」という言葉が生まれ、シンドローム級の高い人気を集めた。
*ミサ廃人(ミサペイン):ドラマの韓国語タイトル『미안하다 사랑한다(ミアナダ、サランハンダ)』の頭文字“미사(ミサ)”と廃人(ペイン)を合わせた造語
日本の“韓流ブーム”は、ペ・ヨンジュンとチェ・ジウ主演の『冬のソナタ(2002)』をきっかけに巻き起こったが、このブームをさらに盛り上げたのが『ごめん、愛してる』だと言われている。

『ユ・クイズ ON THE BLOCK』の予告にもウンチェの映像が登場 (画像出典:YouTube『ユ・クイズ ON THE BLOCK』動画キャプチャー)
しかし、実はキャスティングの段階では、制作会社の代表が、KBSの関係者から「イム・スジョンを外せ」と反発を受けたという。
イム・スジョンは、映画『箪笥』での演技が評価され期待の新人ではあったものの、当時はまだ知名度が低かったことから、反対の声が大きかったのだ。
その背景には、同じ曜日、同じ時間帯に放送される裏番組に、ソウル大学出身の美人俳優として絶大な人気を誇っていたキム・テヒ主演のドラマ『ラブストーリー・イン・ハーバード(SBS)』が決まっていたことも関係している。
イム・スジョンは、ライバル作のヒロインに比べると「弱い」と判断されたのである。
さらに、実年齢よりも幼く見られる「童顔」も影響を及ぼす。彼女はすでに成人していたが、世間では子役の俳優と勘違いする人もいたため、ソ・ジソブの相手役が務まるかと心配の声も上がった。
実際、ドラマの放送時には、イム・スジョンを初めて見た年配の方々が「中学生の演技が本当に上手だね」と勘違いして褒めたり、劇中で彼女がお酒を飲むシーンに驚いてしまったこともあったという。

ヒロイン・ウンチェを演じたイム・スジョン (画像出典:KBS)
しかし、制作陣の心配は取り越し苦労だった。放送が始まると、イム・スジョンは期待以上の活躍を見せ、ドラマを成功に導く。
彼女が演じたウンチェのファッションは韓国女性の間で注目を浴び、シャギーカットのヘアスタイルや、レインボー柄のニット、履いていたUGG(アグ)のブーツが流行したのである。
またソ・ジソブとの切ないカップル演技は多くの人の涙を誘い、最高視聴率28.6%を記録。裏番組をおさえ、月火ドラマの中で1位の人気を獲得した。
そして彼女は『2004 KBS演技大賞』で、新人賞、人気賞、ネチズン賞、ベストカップル賞の4冠を達成する。
大成功を収めた『ごめん、愛してる』は2004年の代表作となり、放送から19年が経った今もなお、ドラマファンに語り継がれる名作の一つとなっている。
今から20年前、「童顔」のせいで制作陣を困らせ、危うくキャスティングから外されそうになったイム・スジョン。
いまだ衰えぬ彼女の「童顔」すぎる可愛らしさは、今や視聴者を困惑させるレベルとなっていることに彼女は気づいているのだろうか。
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