- いじめ加害者への復讐劇を描いたドラマ『ザ・グローリー』の人気と共に、韓国のいじめ問題が社会的なイシューとなっている。
- ドラマの影響で過去の騒動が蒸し返され、深刻なネットの誹謗中傷に見舞われたアイドルも‥。
- 一方、SEVENTEEN(セブンティーン)のミンギュは、事務所の迅速な対応により、不名誉なレッテルを着せられずに済んだ。

いじめ加害者への復讐劇を繰り広げるドラマ『ザ・グローリー』パート2 (画像出典:Netflix)
ここ数年、韓国芸能界では、SNSで過去の素行が暴露されるといった騒動が相次いでいる。中でも「学生時代、校内暴力の加害者だった」という疑惑が取り沙汰されるケースが多い。
また最近は、いじめ加害者への復讐劇を描いたドラマが注目を集めていることから、韓国のいじめ問題が社会的なイシューとなっている。
そのドラマとは、Netflixオリジナルシリーズ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~(邦題/以下、ザ・グローリー)』。
ストーリーは、高校時代に校内暴力のターゲットにされ、心に深い傷を負ったムン・ドンウン(ソン・ヘギョ扮)が、人生をかけて緻密に準備した徹底的な復讐とその渦に陥っていく人々の話が描かれている。
しかし、このドラマ人気が、思わぬ残念な事態を招いた。“校内暴力”に注目した一部のネットユーザーが、過去に世間をざわつかせた芸能人たちを召喚したからである。
ドラマ『ザ・グローリー』は、3月10日からシーズン2が公開される。そのため韓国では、再び良くない話題で焦点があてられる芸能人が出てくることを不安視する声も上がっている。

SEVENTEENメンバー、ミンギュ (写真提供:©TOPSTAR NEWS)
一方で、事務所の素早い対応が功を奏し、不名誉なレッテルを貼られずに済んだアイドルもある。
それは、ちょうど2年前の3月、校内暴力の加害者という疑惑が浮上した、SEVENTEEN(セブンティーン)のミンギュだ。
事の発端は、2021年2月22日に、韓国のオンラインコミュニティーに暴露文が掲載されたことから始まる。
暴露主Aは「ミンギュを含む暴力グループの仲間たちから校内暴力を受けた。顔にコーラの蓋を投げられた。練習室に行く交通費を集めてくるように言われ、足りないと怒られた」と主張した。
所属事務所PLEDIS(プレディス)エンターテインメント(以下、プレディス)は、同日中に反応。「本人(ミンギュ)に確認した結果、この主張は事実無根で明白な虚偽事実であり、ミンギュは中学2年生の時から練習生で、作成者が載せた卒業アルバムとミンギュの卒業アルバムは違う。一体誰が、どのような意図でこんな主張をしているのか理解できない」とコメントを発表した。
2月26日には、今度は暴露主Bが「ミンギュが暴力グループに属していて、障害を持つ友人をいじめて、セクハラに加わったことがある」と主張する。
同日(2月26日)、プレディスは、翌27、28日に予定していたSEVENTEENのオンラインファンサイン会の延期を発表。
2月28日には「事実確認を行い、当時の事案の当事者と連絡を取り、同級生など周辺人物からも当時の状況を確認している」と伝え、暴露文に書かれていた、障害を持つ友人に対する校内暴力については、その母親と会って事実ではないことを確認した。
ミンギュ本人は、事実確認などは全て会社に一任すると立場を表明し、一連の騒動でファンに迷惑をかけたことに申し訳ないと活動を中断。
そしてプレディスは、3月3日から放送予定だった自主制作コンテンツ『GOING SEVENTEEN 2021』を延期。
3月12日に暴露主Bと接触後、「ミンギュは、特定の友人を故意に苦しめたり、恥をかかせたりはしなかったが、過去、ミンギュの行動が原因で、不快なことや辛いことがあったとしたら、その点に関しては謝罪したい」と発表。身元確認が可能な方々とは話し合いを行ったことを伝えた。
そして3月21日、校内暴力や、事実確認の過程で上がったいじめの傍観者疑惑について、事務所としての最終的な立場を発表。
ミンギュが、同級生がいじめられていた時に面白がって傍観し、煽りながら暴言を吐いた覚えはないと明確に答えたこと、卒業生たちの証言を確認した結果、暴露主が主張するような事案を覚えていると答えた人は誰もいなかったことを伝え、騒動は終結した。

事務所の対応のおかげで、ピンチを乗り越えたミンギュ (写真提供:©TOPSTAR NEWS)
このように”徹底的”に調べ、メディアとファンにしっかりと状況報告を続けたプレディスのタイムリー且つ誠実な対応により、ミンギュは救われた。
当時、韓国ネットでは「プレディス、よくやった! 素晴らしい対応」「思わぬ災難だった‥ほっとした」「貼られたレッテルをしっかり剥がした感じ! すっきりした」など、事務所の対応に感心したという声が上がった。
ネットユーザーの言う通り、もし事務所が違う対応を取っていたら、ミンギュには良くないレッテルが今だはられたままだったかもしれない。
例えば、事務所が長く沈黙を貫けば、その間に過去の疑惑に対する憶測が膨らみ、“噂”レベルのことがまるで“真実”であるかのように拡散されていた可能性がある。また、事務所の行動や態度次第では、更なる暴露や批判を生んでいた可能性も。
しかしプレディスは、事実関係を確認する過程で、リスクを恐れず、暴露主や当時者とコンタクトをとり、所属アーティストの為にも、ファンに対しても、あいまいな部分を残さないよう慎重に丁寧な対応を貫いた。
一連のプレディスの対応は、事務所の好プレーが1人のアイドルを救った良い事例となっている。
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