• Netflix(ネットフリックス)で配信中の『昼と夜(tvN/2020)』が、約3年前の作品であるにもかかわらず話題沸騰中だ。
  • 主演を務めたのは、高い演技力を持つことで知られるナムグン・ミン。
  • 本記事では、彼が韓国を代表する俳優の1人になるきっかけとなったエピソードを紹介する。

Netflix(ネットフリックス)で配信中のtvNドラマ『昼と夜(2020)』が、同配信サービスのランキングである“今日の総合TOP10(日本)”で連日上位にランクインしています。

『昼と夜(2020)』は、Netflixで連日上位にランクインしている

Netflixで連日上位にランクインしている『昼と夜(2020)』ポスター(画像出典:tvN)

本国では2020年から2021年にかけて放送された作品ですが、時を経てもその人気は色褪せない様子。日本をはじめ台湾など、諸外国で話題を呼んでいる状況です。

『昼と夜』の主人公は韓国を代表するあの俳優

『昼と夜』は、現在起きているミステリアスな事件と関連がある、28年前にある町で起こった謎の事件に対する秘密を暴く予告殺人推理劇。

主人公をナムグン・ミンが務め、ソウル地方警察署特殊チームのチーム長で、ミステリアスな事件を暴く頭脳明晰なト・ジョンウを熱演し好評を得ました。

中でも物語を牽引する高い演技力は圧巻、当時は称賛する声が数多く寄せられ、韓国を代表する俳優というタイトルにふさわしい活躍を披露、彼の華やかな役者人生を彩る作品の1つとなっています。

ナムグン・ミンは、『昼と夜』で好演を繰り広げた

『昼と夜』で好演を繰り広げたナムグン・ミン(画像出典:tvN)

リトル ペ・ヨンジュンから抜け出した過去

前出の『昼と夜』を含め、確かな演技力で数々のヒット作を放ったことから、“信じて見る俳優”として有名なナムグン・ミン。

顔の雰囲気から“怖そう”や“優しそう”など様々な印象を持たれている彼ですが、デビュー当初は柔和なイメージが強く、”リトル ペ・ヨンジュン”と呼ばれていたのをご存じでしょうか。

当時出演したドラマの役柄も手伝って同ニックネームがつき、駆け出しの役者が芸能界に足を踏み入れるのにはキャッチーな要素となりました。

ナムグン・ミンは、”リトル ペ・ヨンジュン”と呼ばれていた

”リトル ペ・ヨンジュン”と呼ばれていたナムグン・ミン(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

しかしそこにあぐらをかいてはいけないと思ったのか、なんと彼は、それまでの知的で柔らかなイメージを自ら捨てて、真逆のキャラクターに挑戦することにします。

役の殻を破った『ビューティフルサンデー』と『匂いをみる少女』

ナムグン・ミンが役の殻を破ったのは、2007年公開の映画『ビューティフルサンデー』と2015年に放送されたSBSドラマ『匂いをみる少女』。

*この記事にはネタバレが含まれます。

前者では、初恋相手に一途な内気で純情な青年かと思いきやゾッとするようなキャラクターを熱演し、後者では、本性が明らかになるまでは優しい笑顔が素敵だった恐ろしい連続殺人犯を完璧に演じきりました。

どちらも表向きはペ・ヨンジュンを彷彿とさせる爽やかな顔を持つ役柄ですが、蓋を開けてみると実はサイコパス。物語の途中まで見る者を見事にだまし、大どんでん返しで驚かせました。

ナムグン・ミンは、『ビューティフルサンデー』でゾッとするようなキャラクターを演じた

『ビューティフルサンデー』でゾッとするようなキャラクターを演じたナムグン・ミン(画像出典:daum movie)

ナムグン・ミンは、『匂いを見る少女』で連続殺人犯を完璧に演じきった

『匂いを見る少女』で連続殺人犯を完璧に演じきったナムグン・ミン。(画像出典:SBS『匂いを見る少女』映像キャプチャー)

これによりナムグン・ミンは、引き受ける役の幅を打ち破ることに成功し、演技者としての可能性と演技力の幅広さを見せつけて千の顔を持つ役者に。

韓国のドラマ界において5本の指に入る俳優と称えられるようになりました。

そんなナムグン・ミンの次期作はMBCの新作ドラマ『恋人』。

約10年ぶりに時代劇に帰ってくる彼が、どのような活躍を見せてくれるのか熱い視線が注がれています。

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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