- 今年(2022年)、tvNドラマ『応答せよ1997』が放送から10周年。
- NCT DREAMの新曲は、事務所の先輩が1996年に発表した『Candy』をリメイク。
- 一見、接点がなさそうに思える2つだが、実はある共通点が隠れている。ヒントは、あるグループの名前。
ソ・イングクがインスタグラムで、tvNドラマ『応答せよ1997』の役名「ユン・ユンジェ」の名札を付けた写真を公開した。

人気ドラマ『応答せよ1997』で主演を務めたソ・イングク (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
『応答せよ1997』は、彼が初めて主演を務めた作品。ドラマは社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなり、彼は俳優として一躍脚光を浴びた。
あれから10年経った今、ファンに嬉しいニュースが飛び込んできた。どうやら近日中に、ドラマキャストらによる同窓会(?)の様子が公開されるようだ。
ソ・イングクが公開した写真にも「応答せよ1997、応答せよ2022」と、2つの年号が入ったメッセージが添えられている。

ドラマの役名「ユン・ユンジェ」の名札を付けた写真を公開 (画像出典:ソ・イングク 公式Instagram)
嬉しいニュースは、俳優イ・シオンによって告知された。
彼がインスタグラムで公開したライブ映像には、ソ・イングク、Sechs Kies(ジェクスキス)のウン・ジウォン、INFINITEの元メンバーホヤ(本名イ・ホウォン)の姿が映っている。
彼ら4人はみんな『応答せよ1997』の主要キャスト。ドラマファンには、嬉しい顔ぶれが揃った。
イ・シオンは、ある撮影を終えたので、その締めとして焼き肉を楽しんでいると報告。そして撮影した映像は、来週土曜日(24日)に、彼のYouTube(ユーチューブ)チャンネルで公開予定と明かした。
今年(2022年)は、ドラマの放送から10周年。それを記念したコンテンツの配信は、ファンにとって最高のクリスマスプレゼントになりそうだ。

『応答せよ1997』放送10周年を記念して出演者が集合 (画像出典:イ・シオン 公式Instagram動画キャプチャー)
『応答せよ1997』の時代背景は、タイトル通り1990年代後半の韓国。
劇中では、アイドルファンダムや当時韓国で放送されていた人気ドラマなども出てくるため、当時を知る人には思い出深く、楽しい場面が随所に散りばめられている。
特に当時の高校生の日常がリアルに描かれており、実際に若者に大人気だったアイドルグループのH.O.T.(エイチオーティー)とSechs Kiesのエピソードも登場する。

『応答せよ1997』主演を務めたウンジ(左)と、ソ・イングク (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
ソ・イングクとW主演を務めた、Apink(エーピンク)のチョン・ウンジは、H.O.T.メンバーのトニー・アンの熱烈ファンという役柄を演じた。
出演者別のドラマポスターでも、彼女は、H.O.T.が『Candy』という曲で着用した衣装に似た、モコモコのかわいい帽子や手袋をはめている。

『応答せよ1997』ポスター。主演のチョン・ウンジ (画像出典:tvN)

かわいらしいコンセプトで爆発的なヒットを果たしたH.O.T.の『Candy』(画像出典:SM TOWN YouTubeキャプチャー)
そして、これは偶然だろうか? 実は今、K-POP界で「懐かしい!」と話題になっている曲がある。
それは、NCT DREAMの新曲『Candy』。彼らの所属事務所SMエンターテインメントの大先輩グループのリメイク曲でもある。
勘の鋭い方はすでにお気付きだろう。そう! 彼らの大先輩とは『応答せよ1997』に出てくる“H.O.T.”のこと。
驚くべきことに、韓国ドラマとK-POPが同時期に、“H.O.T.”という共通ワードで繋がり、注目を集めているのだ。

1996年に発売された曲をリメイクした、NCT DREAMの新曲『Candy』 (画像出典:NCT DREAM 公式Twitter)
『Candy』は、H.O.T.が1996年に発表した1stフルアルバムの収録曲。彼らは、K-POP第1世代に分類され、現在のK-POP界の土台を作った伝説のグループとしても知られている。
NCT DREAMは、MV(ミュージックビデオ)で、当時の彼らを彷彿とさせるカラフルな衣装や手袋、帽子を着用。
原曲を知るファンからは「H.O.T.のコンセプトが上手く現代に反映されている」「先輩の名曲をリメイクするのはとても胸が熱くなる」などの反応が上がった。
実は、今年大ヒットしたtvN(Netflix)ドラマ『二十五、二十一』も、1998年の韓国が舞台。ドラマには、当時の時代背景や若者の姿がリアルに投影されていた。
また、今年デビューしたガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)が、12月19日に公開した『Ditto』のMVには、ビデオカメラやVHSテープ、ガラケーなどが登場し、ノスタルジックな世界観を漂わせている。
どうやら今年は、90年代後半当時の記憶を蘇らせる、韓国コンテンツが多かったようだ。
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