韓国ドラマ界の”オモニ”と言えば、女優コ・ドゥシム。これまで庶民層の”オモニ”役を多く演じてきました。それも、大変な境遇を背景に持った母親役です。彼女の演技は、韓国の時代背景を知らない視聴者からも共感と涙を誘ってきました。それほど繊細な演技を披露し続けてきたコ・ドゥシム。新ドラマ『カーテンコール:木は立って死ぬ』でもその本領を発揮しています。
韓国ドラマ界で、”オモニ(어머니/お母さん)”として大変な境遇を数多く演じてきた、大物女優のコ・ドゥシム。
新ドラマ『カーテンコール:木は立って死ぬ(KBS2/以下、カーテンコール)』では、”離散家族”という韓国現代史における悲劇を、”オモニ”の視点で繊細に演じ、視聴者の涙を誘いました。涙無くしては見られない心に響く演技に、多くの称賛が届けられています。

KBS2の新ドラマ『カーテンコール:木は立って死ぬ』。日本でもAmazon Prime Videoで視聴が可能(画像出典:KBS)
10月31日よりスタートした『カーテンコール』は、余命宣言された”ホテル楽園”の創業者、祖母ジャ・クムスン(コ・ドゥシム扮)の願いを叶えるために、”北朝鮮から来た孫”を演じるという前代未聞の特命を受けたユ・ジェホン(カン・ハヌル扮)の、地上最大の”詐欺劇”とそれに関わる人々の物語。
コ・ドゥシムをはじめ、ハ・ジウォン、カン・ハヌル、ソン・ドンイルと、実力派と呼ばれる豪華キャストが集結したことでも話題の作品です。
また、Amazon Prime Video(アマゾン・プライム・ビデオ)でも同時配信されており、日本でも視聴が可能。早くもドラマファンの心を捉えた様子です。
待望の第1話では、余命宣告を受けたジャ・クムスンが、”離散家族再会”を通じて再会した息子のリ・ヨンフン(キム・ヨンミン扮)を思い出す姿が盛り込まれました。
北朝鮮に残してきた家族を懐かしんでいたジャ・クムスンは、2000年代に行われた”離散家族再会”でリ・ヨンフンと孫に会います。リ・ヨンフンは母との再会を嬉しく思う一方で、新しい家庭を築いていたことに寂しさを覚えます。さらに、韓国で息子や孫と暮らすことを願うジャ・クムスンに怒るシーンも登場しました。
これに対し、ジャ・クムスンは「韓国で結んだ縁は、息子を1人残して、早くも世を去った。あなたを、あなたの父親を忘れたことはただの一日もない」と告白します。

劇中、”ホテル楽園”の設立者であるジャ・クムスン役を演じた、女優のコ・ドゥシム(画像出典:KBS)
朝鮮半島の南北分断により、韓国と北朝鮮との間で離れ離れになってしまった家族。
当初は38度線の間を問題なく往来することができましたが、冷戦下の余波で禁止となってしまいました。その後、朝鮮戦争の勃発により両国の分断は決定的なものになり、深刻な”離散家族”問題へと発展しています。
このような韓国現代史を背景にドラマのストーリーは描かれたのですが、コ・ドゥシムが披露した迫真の演技は、このような重い事情に詳しくない海外視聴者の心にも響いたと、インターネット上では多くの称賛が見られました。

tvN(Netflix)ドラマ『私たちのブルース』でも、大変な境遇を経てきた”オモニ”役を熱演(画像出典:tvNdrama公式Instagram)
コ・ドゥシムと言えば、ドラマファンにはお馴染みの”韓国のオモニ”。韓国でも”国民のお母さん”という修飾語を得ているほど、庶民家庭専門の母親として主に登場してきました。
本作では、苦い歴史に振り回され、苦労や辛い思いをしてきた”オモニ”を演じていますが、これ以前にも、tvN(Netflix)ドラマ『私たちのブルース』で、寂しい過去を持つ老いた母親、ヒョン・チュニ役に扮しています。
ヒョン・チュニは、70代でありながら現役の海女。18歳の時に貧しい家に嫁ぎ、4人の子をもうけましたが、現在は40歳の時に産んだ末っ子だけが残っています。3人目の子どもがこの世を去った後、突然、夫も肺の病気で他界。思い通りにいかない、そんな悲しい人生を歩んできました。
苦労に苦労を重ねた彼女は、子を見送るという親にとって地獄のような出来事を幾度となく経験。その辛さが、塩水で焼けた肌、刻まれたシワ、そして切ない眼差しにまで溢れ、視聴者から多くの涙を誘いました。

KBS(Netflix)『椿の花咲く頃』でも若い頃にシングルマザーとなった”オモニ”焼に扮している(画像出典:KBS2)
また、『カーテンコール』で共演中のカン・ハヌルとは、2019年に放送されたKBS(Netflix)『椿の花咲く頃』で親子役を演じています。
この劇中、コ・ドゥシムは、カン・ハヌル扮するファン・ヨンシクの母、クァク・トクスンを演じ、田舎町の”肝っ玉母ちゃん”ぶりを披露しました。
若くして未亡人になった彼女は、一時も休まずに3兄弟を育て上げました。涙をこぼしながらも奮闘し続けた結果、今となっては街中で評判の食堂を営むほど、カリスマ性にあふれ、頼りがいのある”オモニ”になっています。しかし、息子のことになると、子の幸せを願うばかりに余計な心配をし空回りすることも。
最近でさえコ・ドゥシムは、これだけ多くの親近感や共感を抱く”オモニ”役を演じています。それも、人生の重荷を背負い大変な境遇を乗り越えてきた、そんな母親役です。
国によって時代背景や事情が異なるものの、彼女が魅せる”オモニ”は、どれも視聴者の心に深く響き、共感と涙を誘ってきました。韓国国内だけでなく、日本をはじめとした海外の視聴者からも、です。
国境や言葉の壁を越え、人々の心の琴線に触れる演技を披露し続けてきたコ・ドゥシム。その国の社会事情を知らない視聴者からも涙を誘う、まさに、大物女優が本領を発揮した演技を見せています。
スタートしたばかりの『カーテンコール』では、早くも彼女の演技がドラマファンの心を掴んでいるようです。
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