BTS(防弾少年団)が、10月に10万人動員の大規模な無料コンサートを開催する。ファンは歓喜の声を上げたが、会場を見て「ここで大丈夫?」と安全面を憂慮する声も上がった。僻地とも思える場所での開催は、10万人もの観客とアーティストの安全を守れるのだろうか。
BTS(防弾少年団)が、2030釜山(プサン)世界博覧会誘致を祈願する特別なコンサートの開催を知らせた。

10万人規模の無料コンサート開催を発表したBTS (画像出典:BIGHIT MUSIC)
ファンは「7人のステージが見られる」と歓喜の声を上げたが、非現実的なコンサート条件を目にすると、非難の声も上がった。
8月24日、BTSは来る10月15日に、万博誘致の成功を祈る特別なコンサート『WORLD EXPO 2030 BUSAN KOREA CONCERT BTS in BUSAN』を開催すると伝えた。
コンサートは、なんと10万人を動員する超大型規模、そして無料での開催とのことで、多くのファンをときめかせた。
しかし、コンサート会場の場所が判明すると、ファンは一斉に怒りと心配の声を上げ始める。
その場所とは、釜山機張郡(キジャングン)の日光(イルグァン)で、ガラス工場の跡地。空中写真で見てみると、海に隣接している場所で、現在は何もない更地のようだ。

コンサート会場の空中写真 (画像出典:オンラインコミュニティー)
韓国ファンの情報によると、現地メディアは、この場所に特設ステージを作り、5万人が座席、残りの5万人がスタンディングになる予定と報じているという。
果たして、本当にこの更地に5万人分の椅子を並べるのだろうか。10万人が利用するトイレの準備は大丈夫だろうか。コンビニはあるのか、待機場所は作られるのか・・早くも疑問だらけで不安要素がいっぱいだ。
それを察してか、釜山在住のARMY(アーミー:BTSファン名称)が、世界中のARMYに向けて、現地の様子を発信し始めた。
SNSには、会場までの移動手段や、会場周辺の様子、宿泊場所、道路の状況など、細かな部分まで情報を上げてくれている。
しかし、現地のことがわかっている釜山ARMYが口を揃えて言っているのが、アーティストと観客の安全問題に対する懸念だ。
「無料コンサートだけに、警備が手薄になるのでは?」「10万人を収容できる広さのようだけど、安全に移動できるのかな?」「どうやって10万人を統制するの?」「むしろお金出すから、環境を整備してほしい」など、安全面を最大の危険要素として挙げている。
また、空港や宿泊先からの交通の便に対する不安の声も大きい。
最寄駅の日光駅から会場まで、車やバスを利用したとしても、道路が片道1車線と狭いため、空港やホテルからシャトルバスが運行するならば、交通渋滞はより深刻になると予想される。
現時点では、会場周辺に十分な駐車スペースがあるようには見えない。駅から頑張って歩いても、道幅が非常に狭く、何万人もの人が列をなして歩くにはかなり危険だという。
果たして開催まであと約1カ月半で、多くのファンが安心して参加できる体制を整えることはできるのだろうか?

10月15日に釜山で行われる無料コンサート (画像出典:BIGHIT MUSIC 公式Twitter)
この不安な状況を目の当たりにし、日本ARMYの中には、過去の苦い経験を思い出した人も多かったようだ。
それは、2019年に静岡のエコパスタジアムで行われたコンサートでのこと。終演後、最寄駅がキャパオーバーとなり、電車に乗れない人が続出し、多くの帰宅難民者を生んでいる。
エコパスタジアムが山の中にあるため、スタジアムから最寄駅までの道だけではなく、宿泊先や新幹線の駅への移動にかなり苦労をしたそうだ。
その経験が脳裏をよぎったARMYは、「エコパを思い出すと、釜山に行く勇気が出ない・・」「エコパの時のパニックがまた起きるかも」「釜山では、あの時の経験を活かせるのかな?」などの反応を見せている。
中には、地図上だと釜山と九州が近く見えるため、「海沿いなら、船で行った方が早い」「行けるものなら泳いで行く」などジョークを交えた声もあるが、それだけ僻地の会場へ行くことの大変さが想像できる。
今回の釜山コンサートには多くの不安があるが、SNSにはすでに「航空券とホテルは確保した」という投稿が上がり始めている。
現在BTSは、グループ活動よりもソロ活動がメインとなっているため、次にいつメンバー全員が揃うかはわからない。
安全面を含め、心配だらけのコンサートだが、BTSの7人に会える貴重なチャンスなだけに、今回も熾烈なチケット争奪戦になりそうだ。
(構成:酒井知亜)
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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