ドラマ『冬のソナタ』『チャングムの誓い』『天国の階段』‥”第一次韓流ブーム”と呼ばれた2000年~2010年頃は、日本の地上波メディアで多くの韓国ドラマが放送されていた。”復讐、悲劇、すれ違う恋”など、ストーリー展開が予想できるのに、なぜだか心に突き刺さり、涙が止まらなくなる。”ヨン様ブーム”が日本を席巻してから、今年で16年が経ち、当時の主演や脇役、子役たちももちろん近況はそれぞれだろう。そんな当時活躍していたアイドルや俳優にスポットをあてる【韓ドラAgain】! 皆さんの気になっているあの人は、今どうしているのでしょう?

2009年に放送されたSBS『美男<イケメン>ですね』。同時間帯に平均視聴率30%超えのKBS『IRIS-アイリス-』が放送されていたため視聴率は思わしくなかったが、”アジアのプリンス”チャン・グンソクを誕生させ、ロックバンドのFTISLAND 、CNBLUEなどが有名になったドラマだ。

『美男<イケメン>ですね』

『美男<イケメン>ですね』(画像出典:SBS)

あらすじ

シスターを夢見て修道院で修行するコ・ミニョ(パク・シネ)は、突然大人気イケメンバンド”A.N.JELL(エイ・エンジェル)”のマネージャーから、双子の兄ミナムの代わりに3ヶ月だけ新メンバーとして加入して欲しいと頼まれる。ミニョはそのお願いに困惑しつつも、兄ミナムが自分たちの母親を捜すためにバンドに入る予定だったことを知り、髪を切って性別を隠し、しばらくの間ミナムになりきってA.N.JELLに加入することを決心する。そうしてA.N.JELLのメンバーとともに過ごすミニョは、しだいにバンドリーダーのファン・テギョン(チャン・グンソク)に惹かれていき、いつしかテギョンもミナムに扮したミニョを想うようになるが‥。

人気韓国ドラマ『美男<イケメン>ですね』(画像出典:SBS)

アジアを熱狂させた美男(イケメン)旋風

バンドリーダーのファン・テギョンを演じたチャン・グンソク。このドラマのヒットで日本をはじめアジア中で一気に大ブレイクした。俺様キャラの気難しい役柄を上手く消化し、アイメイクなども話題になった。劇中で歌を披露しているが、本人も歌手として活動しており、日本でリリースしたデビュー曲 『Let me cry』はオリコン週間ランキング1位を記録している。

コ・ミニョとコ・ミナム、1人2役を演じたパク・シネ。髪を短く切り、ボーイッシュな雰囲気が役にぴったり合っていた。劇中、歌声を披露しており、OSTにも参加。またこの作品以外でも多数OSTに参加している。2011年にはMBC『オレのことスキでしょ。』でCNBLUEのジョン・ヨンファと再共演、話題を呼んだ。

バンドメンバーのジェルミを演じたのは2007年にデビューしたロックバンドFTISLANDのボーカル、イ・ホンギだ。A.N.JELLではドラムを担当し、愛くるしい表情で可愛らしさを前面に出した演技が視聴者から愛された。実はバンドデビューする前の2002年に子役デビューし、俳優として活動しており、3年振りのドラマ出演だった。

バンドメンバーのシヌを演じたのはロックバンドCNBLUEのボーカル、ジョン・ヨンファ。CNBLUEは、2009年に日本で音楽修行を行い、先に日本でインディーズデビューしている。翌年『美男<イケメン>ですね』の出演で、ミニョを人知れず見守るシヌの姿にキュンと心を射抜かれた女子が続出。同年韓国でCNBLUEがデビューし、デビュー曲の『ひとりぼっち』がスマッシュヒット。ここ3年ほどドラマ出演がなかったが、最近KBS『テバク不動産』への出演検討のニュースが出たため、3年振りの俳優復帰に期待がかかる。

また近年、日本でもBL漫画やBLドラマが流行っているが、このドラマの中でBLに関するネタが取り上げられ話題となった。韓国では”팬픽(ペンピク)”と呼ばれるファンによる2次創作物が存在する。”ファンフィクション”の略で、日本でいう”同人誌”と同義語だ。

劇中、ジェルミが自分とテギョンが恋人同士で、シヌはそれを知らずにテギョンに片思いしているという設定のファンの方が書いた同人誌を読みながら、自分とテギョンがキスしているシーンをシヌが目撃するシーンを読んでしまい、その続きを楽しみにしているようなセリフや、テギョンがミニョに自分たちの同人誌について説明するシーンがある。

何かと話題の多かったこのドラマは、日本、台湾でもリメイクされ、日本では舞台も制作されるほどの人気を誇っている。