先日、ニューアルバム『Universe』でカムバックを果たしたNCT(エヌシーティー)。しかし、カムバック記念生配信中での、ドヨン、マーク、ジャニーの不適切な言動を指摘する声が相次ぎ、後日、公式SNSを通して謝罪する事態となった。

去る12月14日、カムバック記念生配信中に、NCT(エヌシーティー)のドヨン、マーク、ジャニーの言動を指摘する声が相次ぎ、3人は後日、SNSの個人アカウントを通して謝罪した。

NCTメンバー

NCTメンバー(画像出典:SMエンターテインメント)

事の発端は、3rdフルアルバム『Universe』の発売を記念し、YouTubeのNCTチャンネルを通して行われた生配信中に、起こった出来事である。

配信中の17時20分頃、済州(チェジュ) 西帰浦(ソグィポ)でマグニチュード 5.3の地震発生を知らせる緊急災害メッセージの通知が鳴った。

メッセージを確認したスタッフが、地震の発生を知らせると、「地震ですか?」と驚く姿を見せるメンバーがいる中、一部のメンバーがニューアルバムの収録曲である『Earthquake』のワンフレーズを歌ってダンスを踊り始め、慌てた他のメンバーたちが「ふざけてはいけない」と制止した。

生放送でこのような状況が放送され、不謹慎であると、批判の声が殺到。謝罪をする事態となった。

NCTが、ファンの間で物議を醸すのは、今回の出来事が初めてではない。

今年7月に1stアルバム『Hot Sauce』を発売し、ダブルミリオンを達成したNCT DREAMは、先輩アイドルであるDay6(デイシックス)のYoung K(ヨンケイ)がDJを務めるラジオ番組に出演した際の言動が「不誠実だ」との指摘が相次いだ。

彼らは、放送中であるにもかかわらず、メンバー同士で放送に支障をきたすほどじゃれあったり、質問に対して真面目に答えないといった、”成人らしからぬ”言動を見せてしまったのだ。

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さらに同日、中国人メンバーのロンジュンとチョンロが、中国共産党100周年を称賛する書き込みをSNSに投稿したことも、議論の的となった。

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韓国ファンから非難を受ける度に、多国籍メンバーで構成され、人数が多いことからも、若さ故の過ちであると、海外ファンは擁護していたが、今回ばかりは、そうはいかないようだ。

この日の生配信YouTubeのコメント欄には、今回の地震に関する誤った言動を制止したのが、年齢が比較的幼いメンバーであるチソンや、新人のソンチャンだったことから、「マンネ(末っ子)のチソンや新人のソンチャンに制止される3人…本当に情けないし恥ずかしい」という意見や、「チソンやソンチャンが止めなければもっと大事になっていたかもしれない」という意見まで寄せられている。

メンバー、マークに関しては、以前のNCT DREAMとしてのラジオで失態を犯したばかりであり、ファンからも「マークはそろそろ学習しようか。ラジオ事件の実態をもう忘れたの?」と厳しい意見が相次いだ。

NCTメンバー、マーク

NCTメンバー、マーク(画像出典:SMエンターテインメント)

海外での人気や経済的収益が、韓国国内を上回りつつあるNCT。だからなのか「韓国国内の評価を気にしなくていい」という意見も聞こえているが、所属事務所のSMエンターテインメントにとっては、会社経営の資金源である、国内株価下落を招く恐れもあるため、一概に海外人気だけに頼ることはできない。

第4世代アイドル全体に通ずることだが、韓国国内で、まだ知名度がそこまで高くない場合、数人の失態がグループ全体の評価とされてしまうのが現状である。

一つ言えるのは、大衆に見切られ、ファンダムだけに依存するアイドルは長続きしない、ということだ。

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