日本でも名が知られ、中華圏の芸能界で絶大な人気を得ている大スターが「Netflix(ネットフリックス)は韓国ドラマを贔屓(ひいき)している」と不満をこぼすも、ネットユーザーからは冷ややかな反応が寄せられている..

愛の不時着』『梨泰院クラス』などレベルの高い創作力で、今や空前のブームを巻き起こしている韓国コンテンツ。

日本版Netflix(ネットフリックス)のサイト内ランキングでも、韓国ドラマは常に上位にランクインしている。

Netflixで人気の『愛の不時着』

Netflixで人気の『愛の不時着』(画像出典:愛の不時着 公式HP)

“素晴らしいストーリーには国境がない”との如く、韓国コンテンツはアジア圏や世界各地で愛されているが、中には釘を刺す人もいる。

中華圏最高の大スター 歌手で俳優の周杰倫(ジェイ・チョウ)だ。

ジェイ・チョウは、過去に日本武道館でのコンサートを開催するなど、アジア全域で活躍。2011年には、東日本大震災に向けたチャリティーオークションに参加し、その後も定期的に義援金を送っていることで、日本でも広く名前が知られている。

中華圏最高の大スター周杰倫(ジェイチョウ)

中華圏最高の大スター周杰倫(ジェイ・チョウ)(画像出典:ジェイ・チョウ Instagram)

そんなジェイ・チョウが、「Netflixが韓国コンテンツを贔屓(ひいき)している」と不満を放ち、話題になっている。

韓国・世界日報によると、ジェイ・チョウは先月、自身のSNSに台湾版Netflixのキャプチャーと共に「これは韓国のNetflixなのか?台湾のNetflixは私たちに愛を見せず、“韓国のNetflix”になろうと邁進している」という文を掲載し非難した。

ジェイ・チョウは、最近Netflixとの協業で製作された旅行バラエティー番組『J-Style Trip』を公開。しかし、台湾版NetflixのSNSには自身の番組のPRが殆どなく、韓国のコンテンツが溢れていることに対する不満であるとのことだ。

実際、台湾ではドラマ『梨泰院クラス』『ザ・キング:永遠の君主』『キングダム』などの韓国コンテンツがランキングの上位圏を占めるほど人気がある。

台湾で人気の『梨泰院クラス』

台湾で人気の『梨泰院クラス』(画像出典:梨泰院クラス 公式HP)

現地のメディアなどによると、このようなジェイ・チョウの不満に対して、台湾版Netflix側は「新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人たちが自宅にこもっている状況だ。Netflixが旅行を推奨していると誤解を受けるかと思い、ジェイ・チョウの旅行バラエティー番組を積極的にPRすることは出来なかった」と解明。その後、ジェイ・チョウはSNSの掲示物を削除して論議を一段落させた。

だが、ジェイ・チョウが韓流に対して不満を見せたのは今回が初めてではない。

過去に、歌手PSY(サイ)の『江南スタイル』が人気を呼んだ時も「中国の音楽は“江南スタイル”よりはるかに立派だ。韓流や日本の文化が中国で吹き荒ぶのは、これ以上見てられない」と語り、論議を巻き起こした。

ジェイ・チョウの“韓国コンテンツ”に対する不満に、台湾のネットユーザーからは「韓流より私たちの文化がさらに素晴らしい」「私たちのアイデンティティーを守ろう」という反応が見られた一方で、「韓流コンテンツが面白いことは事実」「ジェイ・チョウの番組はつまらなくて10秒で消した」「韓流コンテンツに勝るコンテンツを作れば良いのでは」など辛辣な意見も寄せられている。