Mnetオーディション番組『PRODUCE 48』で結成された期間限定のプロジェクトグループIZ*ONE(アイズワン)が、4月に契約を終了することになった。彼女たちに応援と激励を送るファンが多い中、一部では解散反対の抗議活動に乗り出そうとするファンも見受けられる。(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

IZ*ONE(アイズワン)解散”――。

韓国CJ ENMケーブルチャンネル、Mnetオーディション番組『PRODUCE 48』で結成されたIZ*ONE。2018年10月29日から2021年4月までの2年6カ月間、期間限定のプロジェクトチームとして活動している彼女たちが、予定されていた契約期間のとおり4月に契約を終了することになった。

4月に契約を終了することになったIZONE

IZ*ONEは4月に契約を終了することになった(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

3月10日、Mnetは公式報道資料を通じて「MnetとSWINGエンターテイメント/オフ・ザ・レコードはIZ*ONEのプロジェクト終了を控え、12人のメンバーがベストな状態で活動できるよう、各所属事務所の意見を聞いて議論してきました」とコメント。

続けて「2018年、韓国ミニアルバム『COLOR*IZ』(タイトル曲『La Vie en Rose』)でデビューし、韓国はもちろん世界の舞台で大きな愛を受けてアジアを代表するガールズグループに成長したIZ*ONEのプロジェクト活動は予定通り4月に終えることになりました」と彼女たちの活動終了を知らせ、同日”IZ*ONE解散”というワードが日本と韓国のツイッターのトレンドにランクインした。

IZ*ONE 苦境を乗り越え、歩んできた花道

IZ*ONEは、2018年の結成以後、韓国ミニ2ndアルバム『HEART*IZ』(タイトル曲『Violeta』) 、韓国フルアルバム『BLOOM*IZ』(タイトル曲『FIESTA』)、日本1stシングル『好きと言わせたい』、日本フルアルバム『Twelve』などを成功させたことはもちろん、ガールズグループの初動記録を毎回塗り替え、多くのファンたちから支持を得てきた。

しかし昨年11月、『PRODUCE』シリーズの投票操作の論議が浮上し彼女たちは危機を迎えた。同シリーズを演出した制作スタッフが『PRODUCE 48』の投票結果を操作したと認めたためだ。

これにより、同月リリース予定だったアルバム『BLOOM*IZ』が無期限で延期となり、ショーケースやカムバックステージなど、最新アルバムに関するプロモーションは全て中断。

IZ*ONEの活動が先行き不透明となった時期もあったが、今年2月に活動を再開し、数カ月の空白期に終止符を打つこととなった。

韓国ネットユーザーの反応

これまで、幾度も「解散か? 延長か?」と囁かれてきたIZ*ONE。

ファンダムであるWIZ*ONE(ウィズワン)の中にも延長の可能性を期待していた人々が見られたものの、今回の発表を受け、今後各自の道を歩むことになったIZ*ONEに対し、大多数のファンが応援と激励を送っている状況だ。

しかし、韓国のオンラインコミュニティー”theqoo”などでは、解散反対の抗議活動を行う一部ファンの動きも見受けられる。

それは、「期限付きのプロジェクトチームなので解散があることは理解できる。だが、投票操作の論議で空白期間が長かったため、その分活動を延長すべき」という理由からだ。

彼らの抗議活動の内容には、「LEDトラックを走らせ、活動延期の声明文を出そう」「CJに向けてFAXやEメールで抗議を行おう」「今後CJのメディアコンテンツに対して悪意のあるレビューをつけよう」「CJが運営している有料動画配信サービスを不買しよう」など、”総攻”を促すかのような書き込みが登場している。

*総攻:総攻撃。アイドルのファンたちがコミュニティーサイトやSNSで、一斉にアクションを起こす行為

この動きを目にした大衆からは、「総攻の指令なのか‥」「これがIZ*ONEのためになると思っているのだろうか」「単なる個人の意見かと思ったら、SNSで海外のファンにも要請していて驚く」「IZ*ONEの良い思い出を台無しにするだけの行為」「好きな気持ちは分からなくもないけど‥」など、非難の声が寄せられている。



IZ*ONE(アイズワン)

IZ*ONE(アイズワン / ハングル 아이즈원)は、韓国と日本合同のグローバルガールズグループである。
2018年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送された日韓合同オーディション番組「PRODUCE 48」を通して、韓国の芸能事務所に所属する練習生57人、日本のAKB48グループに所属するアイドル39人、総勢96人の練習生から、韓国の視聴者投票で選ばれた12人のメンバーによって結成された。

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