7月26日、韓国のオンラインコミュニティー、NATEパンには、約1カ月前の映像が取り上げられ、ネットユーザーの甲論乙駁が続いている。その映像には、ワンテンポ遅い振り付けをするなど、他メンバーとのダンスハーモニーを成せず、1人浮いているリアの姿が映っている。
アイドルのボーカルやダンスの実力に対して、異常なほど厳しい評価をする韓国ネット。
K-POPアイドルは、常に極致なパフォーマンスを心がけ、常にベストを尽くさなければ「初心を忘れた」「練習量が足りない」「手抜き」といった評価が、ネット上に溢れてしまう。
このような”厳しい環境”が、むしろモチベーションになっているという肯定論を展開する声もあれば、過密スケジュールをこなすアイドルにとって、最高のコンディションを維持し続けることは難しいと擁護する声もある。
それにしても、ファンは容赦ない。テレビの音楽番組で、少しでも乱れた姿を見せると、SNSやオンラインコミュニティーでは、漏れることなく”グループの資質”が問われ、つべこべ言われる羽目に。
去る7月26日、不幸にもITZY(イッジ)のメンバーリアが、その標的となってしまった。
韓国の有名ポータルサイト、NATE(ネイト)が提供するオンラインコミュニティー、NATEパンには、約1カ月前の映像が取り沙汰され、ネットユーザーの間で甲論乙駁が続いている。
その映像には、ワンテンポ遅い振りで他メンバーとのダンスハーモニーを成せず、1人浮いているリアの姿が。韓国ネットユーザーらは「またかよ?」「ダンスは諦めた?」と、冷笑のオンパレード。
優れたビジュアルとボーカル能力を持っているリアだが、これまでもダンスがイマイチという、アイドルとして致命的な弱点が度々指摘されていた。
(関連記事)TWICE ダヒョンとITZY リア、実力議論でJYPの’痛い指’と呼ばれる2人
ネットユーザーはさらに、「実力不足に加え、やる気も感じられない」と酷評。「やりたくないなら、やめろ」と、心無い言葉を投げる悪質なユーザーもいる。
実は、この映像が撮影されたのは6月末のこと。当時リアは、学生時代のイジメ行為(あくまでも暴露者の主張によると)を暴露され、世間から厳しい視線が注がれていた。
彼女の所属事務所であるJYPエンターテインメント(以下、JYP)は「学生時代のイジメは事実無根」という主張を貫き、リアを自粛させず、活動強行に乗り出した。もちろん、ネットニュースの記事を鵜呑みにして、リアに批判的だった世間の逆風は、さらに強くなる一方だった‥。
しかもJYPは、警察の捜査に不服申し立てをしていたため、リアにとっては心身ともに疲弊した時期であったことは想像に難しくない。いくらプロのアイドルと言っても、まともな心でステージに集中することは、無理だろう。
にもかかわらず、ネットユーザーは「彼女が諦める前に、こっちが諦めたよ」「本人も苦しいだろう‥素早く脱退しよう」「仲間の足を引っ張っている」と、”評価”ではなく”批判”を彼女に浴びせている。
中には「警察から麻薬捜査を受けながらも、完ぺきにステージをこなしていた〇〇〇を見習え!」「アイドルはメンタルが一番大事! それくらいのメンタルでアイドルを続けるつもり?」と、メンタルの強さを注文する、呆れた声も‥。
近年、目を見張るほどの完ぺきなボーカル力とパフォーマンスで、世界の音楽シーンを席巻している韓国アイドル。韓国芸能界に詳しい人は、このような躍進が”無限競争主義”の産物であると分析している。その背景には、韓国社会特有のひねくれた”完璧主義”と”結果至上主義”があるという。
アイドルが持つべき本来の能力だけでは成功できない、大衆に受け入れられないという環境は、徐々にアイドルを追い込み、心身を疲弊させている。
時折、アイドルが極端な選択をしたというニュースを目の当たりにする。若い才能が、自ら奈落の底に落ちてしまうという”極端な選択”こそ、”無限競争主義”、”完璧主義”、”結果至上主義”の負の産物ではないだろうか。
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