• 韓国の年末歌謡祭のトリを飾るのは、今年も『2022 MBC歌謡大祭典』。
  • 豪華なコラボステージの顔ぶれに期待が膨らむ中、出演ラインアップにHYBEのアーティストはいない‥。
  • 2019年から連続の不参加に、HYBEとMBCの”不仲説”がさらに色濃くなっている。

毎年K-POPファンが楽しみにしている、韓国の年末歌謡祭。

今年(2022年)もトリを飾るのは、大晦日の『2022 MBC歌謡大祭典(以下、MBC歌謡大祭典)』。当日は、豪華な顔ぶれのコラボステージが披露されることが発表されている。

『2022 MBC歌謡大祭典』出演予定アーティスト

『2022 MBC歌謡大祭典』出演予定アーティスト (写真提供:©TOPSTAR NEWS、画像出典:『2022 MBC歌謡大祭典』)

しかし、年末歌謡祭の話題が盛り上がる一方で、この時期になると再燃する“噂”があるのをご存知だろうか。

それは、BTS(防弾少年団)が所属するHYBEと、MBC(韓国の放送局)の不仲説‥。

この“噂”は数年前から囁かれており、韓国ネットではすでに、“周知の事実”として受け入れている人も多い。

HYBE傘下レーベルに所属するLE SSERAFIM

HYBE傘下レーベルに所属するLE SSERAFIM (画像出典:LE SSERAFIM 公式Twitter)

今年の『MBC歌謡大祭典』に出演予定のアーティストは、aespa(エスパ)、IVE(アイヴ)、Kep1er(ケプラー)、NMIXX(エンミックス)など、今年特に目覚ましい活躍を見せたガールズグループの名前も多い。

しかし、HYBE傘下レーベルのLE SSERAFIM(ルセラフィム)、NewJeans(ニュージーンズ)は入っていない。

この2グループは『2022 KBS歌謡祭』『2022 SBS歌謡大祭典』には出演するものの、“MBCだけ”は出演なし。どうやら今年も、HYBEアーティストの出演はないようだ。

韓国のオンラインコミュニティーには「やはり今年もか‥、まだ関係を“清算”できていないんだね」「和解ではなく、謝罪するべき関係なの?」「ファンとしては、一つでも多くのステージに出て欲しいけど‥」などのコメントが上がっている。

韓国では、わだかまりを解消したり、問題を解決すると言う意味で“清算”という表現が使われるため、やはり「HYBEとMBCにはわだかまりがある」と考えている人が多いようだ。

2019年大晦日、米タイムズスクエアでパフォーマンスを披露したBTS

2019年大晦日、米タイムズスクエアでパフォーマンスを披露したBTS (画像出典:BTS 公式Twitter)

両者の不仲説が取り沙汰されるようになったのは、2019年の『MBC歌謡大祭典』にBTSが出演しなかったことから始まった。

彼らは、今年のLE SSERAFIMとNewJeans同様、SBSとKBSの歌謡祭には出演したが、大晦日は米ニューヨークのタイムズスクエアで行われる、カウントダウンコンサートに出演するため、日程が重なったMBCだけ不参加となったのだ。

しかしこの年なぜか、BTSの後輩グループであるTXT(トゥモローバイトゥギャザー)や、当時HYBE傘下レーベルに所属していたGFRIEND(ジーフレンド)が『MBC歌謡大祭典』にラインアップされなかったことから、世間では「BTS不参加に対する、MBCの報復ではないか?」と囁かれ、MBCのパワハラ疑惑まで浮上した。

MBC側はこれを否定したようだが、BTSと同じ系列のグループが出演しないのは不自然だと、ファンや視聴者はMBCに対し懐疑的な視線を向け始める。

真偽は定かではないが、韓国ネットでは、当時HYBE側はステージの事前録画での出演を提案したが、MBC側がそれを了承しなかったという情報もあるようだ。

HYBE傘下レーベルに所属するNewJeans

HYBE傘下レーベルに所属するNewJeans (画像出典:NewJeans 公式Twitter)

その後2020年と2021年の大晦日は、HYBEがカウントダウンコンサートを開催したため、『MBC歌謡大祭典』への出演はなし。

しかし、彼、彼女らが出演していないのは、年末歌謡祭だけではない。

通常、アーティストはカムバックすると、Mnet『M COUNTDOWN』、KBS『ミュージックバンク』、SBS『人気歌謡』、MBC『ショー!K-POPの中心』の4つの音楽番組に出演することが多い。

ところが、HYBEレーベルのアーティストらは『ショー!K-POPの中心』には出演しない状況が続いている。

このHYBEの“MBCは不参加”という徹底ぶりが、両者の”不仲説”をさらに色濃くしているのだ。

韓国のオンラインコミュニティーでは、この話題を伝えるスレッドに、すでに900件を超えるコメントが投稿されている。

それだけ多くの人が関心を寄せていることに驚くが、両者の関係がきれいに“清算”されるまで、年末の風物詩である“歌謡祭”は、“不仲説”とセットで注目を集め続けるだろう。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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