熱愛説が話題のBTSのVとBLACKPINKのジェニー (写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

ある韓国メディアが「韓国のビビン麺の世界的な人気を受け、ソース市場が急成長している」と伝えている。

韓国食品会社の八道(パルド)のビビンジャンや三養食品のブルダックソースなど、既存の麺製品に入っていたソースが人気を集め、ソースを別売りで販売する企業が続々と増えているのである。

その理由は、物価高騰により外食せずに家で食事をする人が増えたため、ソースがあれば簡単に作れて活用度が高いということから、販売量が増加、グローバル市場でも人気を得ているのだという。

読者の方の中にも「今日はビビン麺にしよう！」「ブルダックソースでカルグクス食べようかな？」と思った方もいるのではないだろうか？

さて、ここまで読んでいただき「あれ？ 何の記事だったっけ？」と思った方、ごめんなさい。でも、その反応は大正解！

実は“ソース市場”について伝えた、このネットニュースには『BLACKPINKのジェニー・BTSのVが「おうちデート」で作って食べたそうで大騒ぎ(블랭핑크 제니·BTS 뷔 ‘집 데이트’ 때 해먹었대서 난리) 』という驚くべき見出しがついているのだ。

しかし、読み進めても、本文は2人のことに一切触れていない。「2人が家でビビン麺を作って食べた」というような証拠は、どこにも書かれていないのである。

さらに驚くのは、この目を疑うような大胆な見出しをつけたのが、ゴシップ系メディアではなく、経済専門メディアのソウル経済(sedaily.com)だということ。見出しに次ぐ、衝撃である。

しいて見出しに関係があるとするならば、記事に、BTS(防弾少年団)のVの写真を使っていること。

写真は、tvNリアルバラエティー『ソジンの家』の中で、Vがキンパにつける辛いソースについて話しているキャプチャー画像だった。

つまり、単純に“V”つながりなだけ‥。“ソース市場の急成長”を伝えるニュースの見出しに、話題の2人を登場させただけなのである。

tvN『ソジンの家』でおいしそうに食べるV。たしかに彼は麺が好きだけども‥ (画像出典：YouTube “チャンネル十五夜” 動画キャプチャー)

Vと、BLACKPINK(ブラックピンク)のジェニーは、昨年(2022年)5月に熱愛説が浮上してから、度々注目を集めている。

最近も、2人と推定される人物が、フランスのパリで手をつないで仲良く歩く映像がSNSで拡散されて、大きな話題に。

しかし、顔などははっきりと映っていないため、映像に対する様々な憶測が広がり、本人たちなのかかどうかはいまだ不明。

ところが韓国メディアは、2人の熱愛は事実と決めつけ、確信の雰囲気。よって、記事の見出しには「デート」「愛」というワードが並んでいるのだ。

だがこれまでに、2人や所属事務所からオフィシャルなアナウンスもなければ、思い切った見出しをつけて報じる記事に対する抗議も見られない。

もしこのままの状態が続くならば、今回のソウル経済の記事のように、この手の見出しは、ますますネット上に溢れることになるだろう。

となると、気をもむのは誰か。それはファンのみ。韓国メディアの記事に、ファンの心のモヤモヤが膨らんでいる。

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