次期BIGHIT MUSICからのデビューを期待されていた練習生のリオが、デビュー組から降板することを伝えた。突然の発表はファンを驚ろかせたが、過去に話題となった「女性嫌悪の歌詞論争が降板理由じゃないか?」という憶測の声が上がっている。

HYBE傘下のミュージックレーベル、BIGHIT MUSICの練習生、*Trainee A(トレイニーエー)のリオ(Leo)が、デビュー組からの降板を伝えた。

*Trainee A:練習生Aという意味。デビューグループ名ではない。

デビューを目指していた、BIGHIT MUSICの練習生リオ

デビューを目指していた、BIGHIT MUSICの練習生リオ (画像出典:YouTube Trainee A 動画キャプチャー)

Trainee Aの公式YouTube(ユーチューブ)チャンネルで公開された映像では、リオがファンに向けて心境を告白している。

映像の中で、まずリオは「本当に久しぶりにこうしてお会いするような気がする。これまで心配されている方々もいらっしゃったと思うし、ずっとどこにいるのか気になっている方々もいらっしゃったと思うが、何のお知らせもできず申し訳なく思っている」と挨拶し、正直な思いを語り始めた。

17歳から約3年半の練習生生活を過ごしてきたリオは、「本当にすごく長く感じた。その分思い出も、学んだことも多かった」と、幼くして韓国に来た頃から、自身をサポートしてくれた事務所に感謝を伝えた。

しかし、この3年半でリオは悩むことも多かったという。「悩みを隠そうと努力したが、時間が経つにつれて、コントロールできないくらいに悩みが多かった。会社とも時間をかけて何度も話し合い、どんな方向に進むのが良いかをずっと話してきた」と打ち明ける。

そして「Trainee Aと一緒に行くよりは、ひとりで考える時間が必要だという結論に至った」とデビュー組から外れることを報告した。

"BIGHIT顔"と言われているリオ

“BIGHIT顔”と言われているリオ (画像出典:Trainee A Instagram)

リオは、次期BIGHIT MUSICからのデビュー組メンバーとして、日々練習に励んできた。

すでにK-POPアイドルのように整ったビジュアルは、BTS(防弾少年団)のVや、TXT(トゥモローバイトゥギャザー)のヨンジュンのような雰囲気を持ち合わせており、ファンの間では、”BIGHIT顔”と注目を集めていた。

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実は、BTSの『Permission to Dance』のMVにも出演している。歩道橋の上で踊っていた、あの男の子である。

BTSの『Permission to Dance』MV。リオの出演シーン

BTSの『Permission to Dance』MV。リオの出演シーン (画像出典:HYBE LABELS YouTubeキャプチャー)

リオは、練習生ながら作詞作曲なども手掛け、将来の活躍を期待される有望株でもあった。

しかし今回、突然のデビュー組離脱を発表。韓国オンラインコミュニティーには、彼を惜しむ声が続々と寄せられている。

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そんな中、一部のファンの間では「リオの降板は、以前起きた歌詞論争が原因か?」という声も上がった。

リオは、2021年10月、自身が作詞した歌詞が、”女性嫌悪的な表現”だと批判を受けたことがあるのだ。

当時リオは、YouTubeで公開されたコンテンツの中で、自ら書いた英語のラップ歌詞を披露したが、歌詞に”bitch(ビッチ)”など、女性を卑下する単語が含まれていたことにより、国内外ファンから多くの批判を浴びてしまう。

この歌詞論争が大きくなると、該当映像は削除され、リオと制作スタッフは、不快を与えてしまったことに対し謝罪をした。

リオが他の練習生たちに自身の思いを告白するシーン

リオが他の練習生たちに自身の思いを告白するシーン(画像出典:YouTube Trainee A 動画キャプチャー)

しかし、リオの降板は「歌詞論争のせいでは無さそうだ」「リオ自身の決定みたい」と指摘する声もある。

YouTubeで公開されたTrainee Aの最新エピソード映像の中で、リオが「デビュー評価の準備をしながら、この道が本当に僕に合っているのかと、毎日のように悩んでいた気がする」と正直な気持ちを明かしてるのだ。

そして、リオが事務所や練習室で1人苦悩している姿も随所に映っており、他の練習生たちに「メンタル的にすごく辛かった」と正直な思いを泣きながら告げるシーンもある。

また、事務所スタッフが「リオが(活動を)中断すると言う意思を明らかにした。時間をかけて話し合ってきたが、会社としては難しい決断だったが、リオの考えを尊重することにした」と説明するシーンも盛り込まれていた。

韓国オンラインコミュニティーでは、

「この子が完全にメインメンバーだったよね、残念」

「私はリオしか知らないんだけど。一番スター性があるように見えた」

「サバイバル番組でもないのに、降板発表の動画まで撮るんだ」

「歌詞議論以降、相当メンタルが辛かったみたい」

「もうすぐデビューじゃなかった? 本当にデビューする前までどうなるか分からないんだね」

「正直デビューしたら、後でみんな悪口言ってたと思う・・。あの時、あんな歌詞書いたって」

「歌詞の問題は本当に残念だったけど、本人もそのプレッシャーに勝てなかったのかな」

などの反応が上がっている。

(構成:酒井知亜)







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