Big Hitエンターテインメント(現HYBE)の第1号歌手であり、事務所の隊長でもあるシンガーのイ・ヒョン。今年3月、所属事務所との再契約が話題を集めた彼が、Big Hitの創業者であるパン・シヒョクやBTS(防弾少年団)にまつわるエピソードを語り、注目を浴びている。
Big Hitエンターテインメント(現HYBE/以下、Big Hit)の第1号歌手として知られる、シンガーのイ・ヒョン。今年3月に事務所と再契約をし、Big Hit所属歴16年目を誇るベテラン歌手だ。
そんなイ・ヒョンが、Big Hitの創業者であるパン・シヒョクやBTS(防弾少年団)にまつわるエピソードを語り、大衆から多くの関心が寄せられている。
イ・ヒョンはBig Hitが設立された2005年から練習生生活を始めたという。
元々は、パン・シヒョクがJYPエンターテインメントでプロデューサーをしていた2000年代半ばに、JYPにてコーラスを担当していた。ここでパン・シヒョクに初めて会い、パン・シヒョクの仕事を手伝っていたそうだ。
その後、2007年に男女ボーカルトリオ8eight(エイト)のメンバーとして、芸能界デビュー。2010年から2017年までは2AMのイ・チャンミンと共にHomme(オム)で活動していたが、現在はソロシンガーとして活躍を見せている。
イ・ヒョンは同じ事務所に長く所属できたことを「周りからも”どうしてそんなに長くやっているのか”とよく聞かれる」とし、その理由についてこう語った。
イ・ヒョンは「僕は20歳の時からシヒョクさんを見て、シヒョクさんから礼儀を習った」とし、「サムギョプサル屋さんに行ってコーラを1つ頼んだんだけど、シヒョクさんが”コーラがもったいないから言うのではない。注文する時はほかの人に聞いてから注文しろ”って。そういう風にマナーや礼儀など多くのことを学んだ」と当時のエピソードを語っている。
また、大人になってからはパン・シヒョクのことを両親のように思っていることも告白していた。
Big Hitで学び、事務所と共に成長を見せたアーティストでもあるイ・ヒョンは、最近、YouTube(ユーチューブ)でも活躍が目覚ましく、なんとチャンネル登録者数が30万人を達成したのだとか。
その中で特に人気を見せるコンテンツが、『BTSマネージャー活動』。BTSの先輩でもあるイ・ヒョンが、後輩の現場について悪戦苦闘する様子が収められている。
イ・ヒョンはこれを「職業体験のようにするつもりだった」とし「BTSの儀典チーム(マネージメントチーム)での活動を収めた」と説明。
マネージャーと言ってもスケジュール管理などの事務的な作業をするのではなく、常にメンバーの傍について世話をする、いわゆる”付き人”のようなもので、現場を共にするマネージャー=儀典チームの仕事を体験したそうだ。
この体験について「じっと立っているだけではなく、アーティストが何が必要なのか気を配り、緊張感を緩めることができなかった。思った以上に大変だった」と感想を述べている。
(関連記事)イ・ヒョン、BTSの1日マネージャーを体験「次は僕たちがマネージャーに!」
後輩であるBTSとのエピソードはまだある。
今月17日に新曲『海の中の月』を発表したイ・ヒョンは、この楽曲でジョングクのボーカルを参考にしたと話している。
彼は今回のレコーディングの際、最も気を使ったことは「リズムとトーン」だったそうだ。自分の持っているトーンから外したり、逆に足したりと、様々なチャレンジを試みていた。元々のトーンと今回の曲のトーンが違うので、彼はジョングクを参考にレコーディングをしたという。
Big Hitアーティストの隊長であるイ・ヒョンは、トップのパン・シヒョクの元、BTSをはじめTXT(トゥモローバイトゥギャザー)、ENHYPEN(エンハイプン)ら可愛い弟たちの兄として活躍し、さらに彼らをリスペクトする大人の姿勢を見せている。
イ・ヒョンを長男にもつBig Hitのアーティストたちが韓国芸能界だけでなく、世界の音楽シーンを盛り上げているのも必然なことだろう。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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