1月6日、PRODUCE(プロデュース)シリーズの投票数操作事件により活動休止中だったX1とIZ*ONEの今後の去就が発表された。X1は解散、IZ*ONEは活動再開と結果が分かれたが、その背景には一体どのような理由と思惑があるのか。

結果が分かれた。
X1(エックスワン)は解散の道を、IZ*ONE(アイズワン)は活動再開の道を選んだ。

解散となったX1

最終的に解散となったX1(写真提供:©スポーツ韓国)

両チームともに国民的オーディション番組と称された韓国の音楽専門チャンネルMnet「PRODUCE(プロデュース)シリーズ」出身だ。
そして、担当PDが最終メンバーを選ぶ過程で不正があったと認め、疑惑浮上から発覚、謝罪まで活動休止を余儀なくされる羽目となった。

昨年年末(12月30日)Mnetを運営するCJ ENMのホ・ミンフェ代表は「すべての非は我々にある。両チームの活動再開のために全力を尽くす」と、謝罪と協力の意を述べた。
その時は、活動休止中だった両チームの近日中の活動再開が’既定事実’のように受け止める空気が漂った。

X1とIZ*ONEの活動再開にある’条件’があった

しかし、一つ見落としていたことがある。
正にそれは「各メンバーの所属事務所が満場一致で合意をする場合に限る」という原則だった。
1月6日に開かれた会合の前に「3-4社がX1としての活動再開に否定的」という噂が広まったが、内心良い方向に話が進むであとうという期待が高まっていた。

が、蓋を開けてみると、噂は事実となり、待望の活動再開は実ることなく’解散’という呆気ない報せが飛び込んでしまった。
X1の解散発表を受け、そわそわしていたのはIZ*ONEファンだった。
「もしかしたら、IZ*ONEも?」という’不安’が時間が経つとともに、現実になりそうな’恐怖’を味わざるを得なかった。

しかし、IZ*ONEはファンの期待に応じ、解散ではなく’活動再開’の道を選ぶ可能性が濃厚と報じられた。

1月に活動再開と報じられたIZ*ONE

早ければ1月中に活動を再開すると報じられたIZ*ONE(写真提供:©スポーツ韓国)

X1が解散を発表した日、IZ*ONEの活動再開が発表され

X1の解散が発表された同日の夜、韓国の複数の媒体によると、IZ*ONEは、活動再開に関する合意をしたと伝えられ、Mnet側も「IZ*ONEは、自社とメンバーの所属事務所が全て活動再開を肯定的に検討している」と説明し、また、ある媒体はIZ*ONEは早ければ1月中に活動を再開するとも伝えられた。

何故、同じ日に両チームの結果は別れたのか。
活動再開に否定的なネットユーザーの言葉を借りたら、両チームのメンバーともに’不正入学生’であるのに、片方は’解散’、片方は’活動再開’を選んだのか。

そこには’実績’という大きな理由があるという意見がある。

両チームの結果が分かれた背景には..

X1は、PRODUCE X 101シリーズが終わり(2019年7月)、翌月に正式にデビューを果たした。
PRODUCEシリーズの不正疑惑が浮上(同年11月)した時まで活動期間は2ヵ月あまりと短い。
発表したアルバムもデビューアルバムの「QUANTUM LEAP(ミニ1集) 」のみ。

所属事務所側からすると、「不正入学生」というレッテルを耐えながら活動を続けるほどのファンダムや実績がないため、長いスパンで見るとX1を辞めた方が得という結論に至った可能性がある。

その一方IZ*ONEは、PRODUCE48が終わり2018年9月にデビューを果たした。X1よりは1年も早い。
デビューからPRODUCEシリーズの不正疑惑が浮上まで約1年2ヵ月間韓国と日本を行き来しながら精力的な活動を続けてきた。
テレビ番組出演はもちろん、凄まじいCD販売量や大盛況を見せたライブイベントなど、いわゆる’トップアイドル’になっていたのだ。

目を見張る活躍を見せ、実績を残したIZ*ONEは、世間からの冷たい視線を耐えるに十分なファンダムと実績を持っており、X1とは’置かれた状況’が違う。

X1と違い、IZ*ONEには’PRODUCEの操作’よりは’現在の努力’によって芸能界に安着したという’実績’が認められているのは否めない事実であろう。

被害者である両チームメンバーら

PRODUCEシリーズの熾烈な戦いと感動は’幻’となった。
両チームが、どのような思惑によって交錯した結果になったのかはまだ不明点が多いが、CJ ENMの代表の言葉のとおり、メンバーらに非は無い。
解散を選んだX1のメンバーらの長年の夢は蜃気楼のように消え、また一から始めないとならない。
活動再開を選んだIZ*ONEのメンバーらは、多くの批難や嘲笑に耐えながら笑顔でステージに立たないとならない。

是非、身を削る覚悟で今後を備えている彼らの’これからの道’を温かく見守っていただきたい。

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